先日、

私が尊敬する人物の一人がお隠れになられたそうです




私は、

受け止め切れない




つらいのです


誰にでもいずれ来る逃れ得ない運命とわかっていても、


つらいのです



ひとつの時代が、

星が、
希望が、

潰えたような、


喪失感を覚えるのです






受け止め切れない


しかし過ぎた時は、起きた事象は、もう変わる事はない



受け止められずとも時は流れ

受け止められずとも呑み込まれて行く



抗う事なんて最初から出来ないのに、

どうして受け止めきれないのか、

悲しくなってしまうのか、

わからなくても受け止められず、悲しいのです



でも、割り切るのです



悲しいまま、受け止め切れないまま、流されるままに割り切るのです



解決はしていない

持ち続けたまま流浪の果てに薄れさせるのです



嘆いても意味は無く、

それはむしろ苦しいだけなのですから、

ただ流れに身を任せ、

平時のように過ごせば良いのです



私にはそれが出来る


受け止められていなくとも、

ただ平静に、

ただ日常を続けるのです


辛くても悲しくても、

私にはそれが出来る