本日2020年2月4日の天声人語は建設会社の映画の話だった。仕事をテーマにした映画が好きだそうだ。今回のネタは建設会社がマジンガーZの地下基地の設計をしたとかである。談合体質と言われている業界で、技術力をアピールする取り組みについて紹介している。業界の悪弊から連想することは、新聞のねつ造記事とか確認をしていない記事とか実名公表の勝手な基準とかのメディア業界にある悪弊だが、それぞれの業界にある悪い体質が自分たちにもあることには触れない。なんというか、よその業界を批判するだけで、自分たちは何も感じていない。昨日だったかも社会面に訂正とお詫びを載せていたが、本来誤った記事を載せたことは新聞社にとって恥であり、一面に載せるべきものである。新聞業界といのは、自分たちの悪業はできる限り目に付かないところに乗せるような体質なのである。よくそれで他の業界を批判できるな。自分たちの戒めにもしていない。
談合がよいとは言えないが、全く談合がない世界は、たぶん限られた数の大企業がのさばることになるだろうな。これは自動車業界にも言えることだが、一つの企業が勝ちすぎると他社は競争で勝てなくなる。例えば今のトヨタには後追いでも技術力とコスト競争力で勝てる。新しいコンセプトの車が他社で受けても1~2年後にはトヨタがそれよりコストパフォーマンスが高い車を市場に出す。結果的に勝てない。最終的にはアンチによって成り立つかどうかで、他者の浮沈は決まる。現在の日産はゴーンショックにより勝てる要素が消滅したように見える。スバル富士重工は、トヨタと提携したし、ホンダは何とか生き延びているが大きくは成長しない。建設業界も同様に、でかいところは新技術を導入でき困難な工事を請け負うことができるが、弱いところはそれができない。ビッグプロジェクトになればなるほど、組織力がないと請け負えないので、大きなところに集中する。ある程度、技術力を維持するには、ある程度の維持費が必要だ。軍用技術も同様で、一旦技術を失えば取り戻すは何十年と係る。三菱重工の旅客機開発を見ればわかる。談合が良いとは言わないが、何か考えないと特定企業の独占になってしまうし、安易に海外の安い技術を導入することも技術の維持と言う意味で問題が残る。
この天声人語の記者が、仕事をテーマにした映画が好きなことは、本当にどうでもよいことであるし、映画の紹介をするときに談合の話を出す必要もないことだと思う。それらが、何も実りのある内容につながっていないこともとても残念なことである。