これは、とある被災地で水道施設が被災で壊れたので、給水車の依頼をしたお話。県に対応を依頼したが、同時に自衛隊にも一方入れたそうだ。この町は以前から自衛隊と関係があるらしく、自衛隊に直接連絡が取れるらしい。県は、ルールに従い、県で対応の可否を判断し、可ということで県の給水車を派遣することにした。自衛隊への派遣依頼はしなかった。町にもそう伝えた。
この話は、一見県の対応に柔軟性がないように見えるが、そもそもの間違いが町にも自衛隊にもある。自衛隊としては良かれと思って県から依頼がある前に動いたが、これは軍法会議ものである。命令に従っていない。些細なことで慈善的な意味もあるので処罰はされまいが、有事にこんなことしたら大問題だ。
なぜ、県から防衛大臣に依頼して派遣をするのか考えよう。それは被害の全体を見て最も効果的に対応を行うためだ。県の対応が可能な程度であれば自衛隊が行く必要はない。自治体でどうにもならない場合に出動していただく。それは危険でもあるし、困難でもある。たまたま今回は自衛隊は暇だったようだ。
で、自衛隊が到着してから5時間後に県の給水車が到着した。5時間なら問題ないんじゃね?しかも昼には着いたんだから。早い方がいいってのはわかるが、問題になるほどの遅延でもない。テレビの素人コメンテーターもコメントを求められて困っていたよ。ルールを無視したのは町と自衛隊だ。
もし、この時に他から緊急の依頼が来たらどうなった?結果論で何もなかったから県を批判をするのは愚か者。自衛隊は正式に出動命令が出ていないところに来ちゃったんだからとっとと帰ればよかった。大体、どこの駐屯地から派遣されるか、その時の状況によって変わるはずだ。
これを許せば、自衛隊に直接連絡することを認めたことになってしまう。あちこちから来てくださいという連絡をもらったらすぐに行くんかい?そういう不平等がないように優先順位を整理するために中央で管理するんだろう。この町が他の市町村を含めて今はうちが最優先だと判断できたのなら別だが。そんなことができるなら国の災害対策本部もやってもらえばいい。
今回は、県が配慮しても結果的によかったが、県の対応が悪いわけではない。広域災害の危機管理ってのは全体を見なければならないのは常識である。無知で身勝手な意見に振り回されてはいけない。