香港はデモが危険な領域に入って来た。警官隊が発砲し高校生が撃たれるという事件まで発生した。一方で警官隊が発砲せざるを得ないところまでデモが過激化してきているとも言われている。香港の自由は、中国の一国二制度という幻想に惑わされていたが、いずれ中国が香港の統治を目指すことは自明の理である。
しかし、仮にも現在は一国二制度をうたっており、香港はこれにしがみつくしか自由を守る術はない。そして、当初の目的を超えてデモは拡大した。危険である。暴力の応酬は、中国共産党の思うつぼである。
デモは当初の目的である犯罪者引き渡し条例の撤回を勝ち取った。しかし、それ以降も継続している。これの行きつく先がないのである。このままでは落ち着くことがない。ということは、デモは継続し、長期にわたることになれば、状況にいら立ち暴徒化していく。中国共産党はひたすら、介入の機会を待っている。すでに、警察はデモを認めなくなっている。認められていないデモで暴徒化し大きな騒乱になれば、中国共産党の介入の口実ができる。それが最大の懸念である。
今回の香港のデモは主催者が誰かわからないと言われている。すなわちデモ解散の条件も要求も明確にはわからないのだ。
今が引き時なのではないかと思うのだが。