今発生している徴用工の問題は、1965年の日韓基本条約の否定に繋がると言う意見が多くみられる。この基本条約は、日本の朝鮮併合について、合法とする日本側と不法とする韓国側で決着をつけていない。この条約はこの問題を過去の事として棚上げして締結された。今回、韓国の大法院は不法と言う前提で判決を下した。これは、基本条約に反している。基本条約ではそれは棚上げすることにしたからだ。
この合法/不法問題を棚上げしないということは、基本条約の前提を否定することであり、基本条約は不成立になってしまう。今、韓国がやっていることはそういうことだ。だが、文大統領は法律の専門家であり、基本条約を破棄できないことは知っているし、今の自らの主張が反していることも知っている。確信犯である。日韓基本条約に基づいた日韓関係を壊したいのだろう。
なので、最近のテレビやネットで言われているが、今後いろんな訴訟が出て来る可能性がある。韓国が言う不法な朝鮮併合に基づく行為に対する慰謝料の請求だ。賠償請求が終わったかどうかではなく、その前の棚上げした朝鮮併合の合法/不法問題を蒸し返されてしまった以上、日韓基本条約の前提が崩れ、日本は韓国と外交を継続することができない。韓国の言う未来志向の関係とはいったい何かと思ってしまう。それが日本が朝鮮併合を不法と考えることだと言うならそれは日本としては受け入れられないことだ。
韓国はやり方が汚い。本件は、本来政府間で協議をすべき内容だと思うが、民間の訴訟に話をすり替えて政府間協議を逃げた。頭がよいと言えばそうかもしれないが、小狡いやり方だ。疑義があるなら政府間で協議をすることになっているのだから、そうすればよいし、第三者調停の手順も決められているのだからそれに則ればよい。しかしこれは日本にとっては諸刃の剣だ。現時点の判断としては日本有利だが、最終的に合法と判断されるか不法と判断されるかは未確定だからだ。長期間必要で、独裁政権ですら基本条約締結に14年かかったのに、交渉過程の公開を求められるだろう現代において、かなりの間、民族間の骨肉の争いが継続することになる。交渉結果がどちらになってもどちらかで暴動が起こりかねない。
韓国には、大日本帝国とナチスドイツを同一のように考えている節があるが、それは全く違う。日本としての意見であるが、ナチスドイツの所業と一緒にされても困る。日本は民族抹殺を企図したことはない。あちこちで戦争犯罪はあったようだが、ナチスのホロコーストとは全く異なるものである。それに規模の大小は言う人によって違うが中国に対して虐殺的なことはあったようだが、韓国に対して大規模な虐殺があったと言う話は聞いたことがない。過酷な労働はあったと思うが、日本人にもあったろう。日本が始めた戦争なのに巻き込まれたっていう意見はあると思うが、併合中は日本なので。東南アジアについても敵は支配している米英仏欄であって、それにとってかわろうとした。大東亜共栄圏は理想に過ぎないが、東南アジアの敵は旧宗主国だった。
輸出管理のグループAからグループBに移されたことで誇りを傷つけられたらしいが、ちゃっちい誇りだなぁ。そんなことしても、朝鮮併合は歴史の事実だし、自分たちが決めたんじゃないって言ったって韓国人の一部が決めたわけだし、自分たちが弱かった歴史を直視すればいいと思う。別に対日で活躍した人を英雄視するのも勝手だし、伊藤博文氏を暗殺した人間を英雄視してもそれは勝手にやればよい。こちらから見ればバカなこととしか思えないが、民族の英雄は民族が決めることだからな。でもそういう歴史を棚上げして築いてきた関係を壊すと言うなら、やっぱりはっきり言うべきだろう。今の基本条約はなしにして、もう一度最初から基本条約交渉しようって言うなら、そう言えばいいんじゃないのかね?日本は嫌だって言うけどね。