細野氏のニュースで、最も厳しい質問として「政治的信頼を損ねる行動では?」があげているものがある。とんだお門違いの自己満足記者である。
この程度のつまらない質問をそのように持ち上げるから、日本の政治報道はどうしようもないと思うのだ。政治的信頼とは如何に自らの政治理念を通すかであって、政党を変わるか変わらないかということではない。
細野氏が素晴らしいとは思わないけど、自らの政治理念が合致すると言うことであれば、それは一つの選択である。細野氏は民主党から希望の党を選択した。それは、安全保障の面において自民党に非常に近い方針を持っていた。
政党として掲げていたものに脱原発とかあるが、自民党内でも意見は多様であるが、選挙の時にはとりあえず統一した主張を表にして論点にしないようにする。似たようなものだ。それを裏切りと思えば支援しなければよいし、その点を重視しない人は引き続き支援すればよい。
もう一つ、自民党以外に政策を実現できる党がないことが鮮明になったのではないだろうか。非現実的な安全保障を掲げる党や非現実的な政策を掲げる党はたくさんあるが、それらは政府批判であっても政策決定はできない。今後も当面それは変わらないだろう。自民党独裁は嫌だが非現実的な党を選ぶこともできない有権者は多数いるんだ。非現実的な党は政権を取った途端、現実を理解し自民党の政策を踏襲することになるがそれを理想に近づける新たな政策を作る力はない。今回の件で結局何かできるのは自民党という結論が有権者には見えるのだが、記者には見えんらしい。
政治的信頼とは、本人がいかに国民に対して政治的に正直でいられるかである。与党野党を渡り歩く議員はたくさんいる。希望の党がなくなり行き場所がなくなった人の選択肢としては実はまともな判断なのではないかと考えている。
表面上の行動だけを見て政治的信頼を語る記者なんて、能力もないし上っ面だけの記事を書いているのだろうと思う。実に薄っぺらい記事で、人を非難することしかできない記者の書きそうなことだ。まだ細野氏の決断の方がまし。
細野氏は行き場がなくなったことは確かである。その中で選択肢としては、これしかなかったのだろう。私の選挙区ではないので、投票するかどうかについては考えないけど、後は支援者次第なんじゃないかな。自民党は、これで楽に票がかせげるならばむしろ歓迎すべきなんじゃないかと思うよ。
ところで、海外と同じような二大政党がすぐにできると本当に思っている記者がいるとしたらバカである。できると思っていないのに、こういうときだけ「二大政党を捨てたのか?」とバカげた質問をする。海外の二大政党は政策は違うが、基本的なポリシーは同じである。どこの二大政党も軍隊を放棄するべきということはない。国王を廃止とかも言わない。なのに日本は違う。そんな極端な意見は弱小政党がニッチな票を集める程度のものなのである。それを考えると細野氏の決断はおかしくないのである。尤も、次の選挙を考えてのことであることに間違いはないのだろうが。

細野氏に興味はなかったが、あまりに記事がばかばかしかったので長文になってしまった。
案の定、評論家は批判している。ま、安っぽい通しで叩き合えば良い。