加害選手と加害監督&加害コートの記者会見が行われた。
感じたのは、監督コーチの選手個人をそこまで見ていないんだなということ。日大アメフト部ほどの大所帯となれば、当然のごとく控えの選手はたくさんいる。誰を出しても試合は可能だ。その中で自分の地位を保たなければならないので選手間の競争は大変だろう。注目を集めるためには過激な発言も必要だし、多数からレギュラーを選ぶには際立ったプレーが必要だろう。やってみろって話になる。でやったのね。落ち着けば選手の反省通り、自殺する社会人と同じで、なんでそう考えちゃったんだろうってことだ。追い詰めた監督とコーチは指導者として問題があると思うが、やっちゃったのは選手だなって思う。監督が見てなかったというのも、そうだろうと思う。みんなボールのある方を見ているから。だから8人も審判が必要なスポーツなのである。監督は見てなかったからぎりぎりボールを投げた後だったのだろうと思っても不思議ではない。しかも2度3度はおかしい。最初のプレーでっていうのが会話で出て来ているからだ。最初のプレーでつぶしたんだからそれでもう何も必要なかったはずだ。なんでやり続けたんだろう。人の心理状態ってのは不思議なものだ。自らの反則の重みに耐えられなかったんだろうな。可哀そうに。
監督コーチはけがをさせろと思っているわけじゃないが、けがして相手の戦力がダウンしたらそれはそれでラッキーだ。だから、関学の監督コーチが言うように、厳しく律せねばならないスポーツなのである。

しかし、アメリカンフットボールを知らない、ワイドショー的メディアがいつまでもくだらない質疑を行うのは聞くに堪えない。私も詳しくはないが、NHKのNFL中継で多少は見ている。選手を鼓舞するときにロッカールームでいろんな言葉が使われているだろうとかは想像がつく。彼らも一歩ゲームから離れれば紳士である。チャリティもやるし人種差別に抗議する。でも試合中は反則してしまったりする。頭でわかっていてもカッとなるとやってしまったり、そういうことが起こるのである。

面白い記事としては、日大元監督の「数年前の関学大はもっとひどかった」という発言である。オフレコの発言を表に出した記者の倫理はひどいものだ。でもこの発言は面白い。ひどかった関学大はようやくフェアープレーにたどり着き、追いつこうした日大が同様に反則すれすれでしかけてきたことを非難しているということか。
これを聞くと、大学アメフトってやっぱり危険な世界としか思えない。大学アメフトをやろうとしている人は選択が必要だ。トップチームは危険だよ、楽しみたいなら下位チームで。そういう意味では、対抗戦を拒否したいくつかの大学には危険はなかったろうな。そんなことしなくても日大が勝つのでラフプレーの必要がない。