いろいろ批判の多いところだが、政府のやり方についてはよくないことは明確だ。しかし、論点が明確でなく解決案もないような民進党の意見を聞いてもしかたがないという意見もある。
それは安倍首相よりの意見だが、今の論点では少々そういう感じもする。
本日2017年6月16日の朝日新聞に識者の意見が掲載されている。私が見た意見は、国会で法案の修正がされないことに問題があると言っている。諸外国主に西欧と思うが、政府提案の法案を国会の議論で修正を行っていくということだ。それに対して日本は、いったん提出した法案を修正するためには国会の承認が必要となり修正することが非常に面倒であることから、法案の修正を行わずに押し逃走とする傾向にあると言っている。なので、修正案を出すことなく法案反対を叫ぶことになるのだと。国会の会期も短いので、諸外国と同様に常設国会が望ましいと言っている。ごもっともである。昔のように盆暮れに地元に挨拶をしなければならないこともあるまい。しかし、国会議員はそんな改革は行わないだろう。民進党も一度与党になって、いかに与党の優位を守るかすなわちいかに野党の意見を封じるかが与党の課題であることを理解したであろう。そのためには今の仕組みを極力変えない方が良いということを理解したはずだ。改革を叫び続けたのは主流から外れた極一部である。
だから、与党が変わっても国会改革なんてない。そう思わせてくれるのが今の民進党だ。だから、他にないから安倍内閣を選択することになる。
理想としては、国会の在り方や審議の進め方や採決の条件などの基準の明確化や改革をしたいところだが、だれを選んでもできないのだ。共産党が勝つようでも困るしね。理想は美しいが頓挫する。
共産党というのはロシアも中国もそうだが、別に平和主義の党ではない。反米、反帝であることは間違いないだろうが、軍隊に反対するのは憲法に対する理想論である。それ以外に根拠はないと私は思っている。だから自衛隊を認めること自体は、共産主義とは関係がない。特に、何が言いたいわけではないが、別に考え方は変わればいいんじゃないということと、共産主義は受け入れられないと思うこと、後はある種の美しさはあってもいいなということか。
で、なぜか日本は理想論を語る政治家が少なくなったなと。自民党は安倍氏も含めて完全に目先の経済優先であり、ある意味経済特区だろうがなんだろうが遮二無二突き進む姿はすっげぇなぁと思われるのである。それを民進党が変な理屈で邪魔をしているように見えている。すでに主要メディアは信頼されておらず影響力が小さい。テレビは、芸人が政治を語る時代なので、語っちゃいかんと言うわけではないが、すでにバラエティ化しており切実さを欠く。テレビ局としての主張の一貫性は失われている。

一体どうすればよいのか。もしかすると仏国はマクロン大統領によって復活するかもしれない。それは一つの解である。理想に燃える若い首長を選択することで解決できるかもしれない。しかし、痛みのない改革もないだろうから一時的に社会福祉がずたぼろになるかもしれない。それをどの世代が受け入れることができるだろうか?難しい選択である。