今、NHKで東京裁判のドラマをやっている。この裁判自体は、連合国主導でその後の世界規範を構築するために、ドイツと日本を有罪とした。
終始問われているのは、侵略戦争に対する個人の責任を裁けるのか?という点だ。これ以前にはそういう国際法はない。
ニュルンベルクと東京(極東国際軍事裁判)の2つの裁判で初めて適用された。それまでの世界では戦争は合法だった。
パリ不戦条約で侵略戦争は禁止されたが自衛のための戦争は否定されておらず罰則も規定されていない。穴が多すぎてあまり意味をなさないし、結
局英米の都合がよいように扱われているだけだ。で、戦後処理を戦勝国が都合よく事後法で決めたのである。
日本のタカ派が東京裁判が無効だというのは、そういう事情からである。
というような状況で、無理やり裁いた感があるのであるが、そのときの判事が11人だったそうだが、その考え方の違いや駆け引きなどがドラマ仕立てでわかりやすい。
インドのパール判事が裁くこと自体に反対であったのは有名である。国際法の専門家がパール判事だけであったことも有名である。
ただ、この裁判自体は政治色が強く特に英国の判事は自分が新しい秩序を作るということに使命感を持っていたようである。
ホロコーストを行ったドイツと同じように裁かれたことに不満はあるが、その後の世界が概ね平和に過ごしてきたことは価値のあることかもしれない。
そこはどう判断するかは個人の感覚によるよなぁ。