保護者会で先生に「自分のお子さんの良いところを1つ言ってください」と言われました。
いいところが急にみつからなくて、前の人の真似をしてしまい、落ち込んでいるママがいます。
普段から、わが子の「いいところ」を探そうという目をもっていなければ、とっさには出てきません。
また、他のお母さんの前で、わが子のいいところを言うのは勇気がいります。
「この程度のことで、良いところ」と言っていいのかしら?
という気持ちが出てきてしまうからです。
これは、他人との比較の発想です。
他の人との比較はいらないです。
いいのです。ママが「この子のここ、いい!」と思えば。
わが子の「ここがいいい」を見つけておくことが大事です。
そのためには、毎日お子さんのことを観察することです。
じろじろ見てはいけません。
なぜなら、ママが見ているのを意識して行動するからです。
そうではなく、むしろ
ママの気配を消して、お子さんを観察するのです。
観察しておいて、お子さんが弱気な発言をしてきたときに、
ママが、「そんなことないよ!」と言ってあげるのです。
「あなたには、こんないいところがあるよ」と、具体的に言うのです。
もちろん、普段から言うのもいいです。
これは、身近な人しかできない裏技です。
たとえば、「野球部のレギュラーになれなくても、毎朝10分、素振りの練習してたよね」など。
すると、お子さんのほうは、自分のいいところを見つけてくれているママに驚きます。
と同時に、口には出さないけれども、とてもこころが満たされるのです。
お子さんをほめるときは、具体的に言うことが大事です。
がんばっているところを、パっと言えるよう観察しておきましょう。