「うちの子は、手伝いをなにもしなくて……」と嘆いている、小3のママがいます。
他のうちのお子さんは、なんでもやりたがるという話を聞いてさらに落ち込んでいます。
子どもが小さい頃は、ママやパパの真似をしたがります。
長い時間をいっしょに過ごすことの多い、ママを真似したがることが多いです。
トイレそうじやお風呂そうじも、やりたがります。
ブラシをもってゴシゴシしているのが、たのしそうに見えるのでしょう。
「ママ、わたしもお風呂そうじやってみたい!」
とお子さんが言ったとき。
ママは、なんと答えたらいいでしょうか?
「うれしいけど、まだ5歳だから、小1になってからね」などと先延ばしにしていないでしょうか?
ここは、お子さんが興味をもち、自分から「やりたい」と言ってきたときが、チャンスです!
やる気に満ちあふれているときに、やらせてあげましょう。
やり方を教えてあげましょう。
多少、汚れが落ちていなくてもいいのです。
あとで、お母さんがこっそりもう一度汚れを落とせばいいのです。
それよりも、お子さんのやる気を育てていきましょう。
そうして、ちゃっかり、そのお仕事をずーっとやってもらいましょう!
お仕事のあとは、
「〇〇ちゃんのおかげで、ママ助かったわー」とねぎらいの言葉をかけるといいでしょう。
もしも、普段はやりたがらなくても、学校の宿題などでやったときに、
声かけをすることで、やる気が出てくるかもしれません。
あきらめずに、チャンスをうかがいましょう。
「〇〇やりなさい!△△ちゃんだってやっているのよ!」というのは、
「命令」と、人との「比較」が入っているので、ぜったいに言ってはいけない台詞です。
お子さんの自己肯定感を低くしてしまいます。