どうしたら、子どもの頃のイヤなことから逃れられますか?
成人している大人の人がいます。
小4の頃にいじめられ、いじめた人のことを今でも許せないという人がいます。
小学生は、みんなが成長過程です。
善悪の判断をこれからつけていく段階です。
いろんな家庭のお子さんが集まってきています。
その家庭のルールや、考え方は千差万別です。
何がよくて、何がわるいかも、家庭によってちがいます。
使うことばもちがいます。
いろんな人がいて、いろんな考え方があることを、
経験を通して知っていく時期です。
「いじめ」と思わずに、友だちにちょっかいを出している子も、
多々います。
上にきょうだいがいるお子さんは、きょうだいげんかの延長で、
友だちと接してしまうことがあります。
慣れていない子は、驚いたり傷ついたりします。
相手は悪気がなかったりするので、やっかいです。
長くつきあえば、相手の子のよさも伝わるのでしょうけれども、
その前に、拒否されてしまう可能性もあります。
小学生の頃、相手をいじめる意識がない場合もあります。
もしくは、いじめている側も、家庭のトラブルに巻き込まれている場合もあります。
大人になった今だからこそ、わかる事情もあるかもしれません。
自分の体験を、一歩引いて俯瞰してみると、子どもの頃には
想像できなかった、相手の事情も見えてくるかもしれません。
だからといって、その頃のつらかった自分の小学生時代がよくなるわけでは
ありません。
相手を許せるわけでもありません。
ありませんが、もしかしたら、その子もなにか抱えていたのかもしれない。
いじめられるより、いじめる側の方にこそ問題がある。
などとわかってくると、「ゆるせないあいつ」から、
少しだけ見方が変わってくるかもしれませんね。
<今日のぽそり>
歳を重ねると、若い頃見えなかったことが、見えてくることがあるね。。。