新卒で入社した会社の後輩で
中国留学への想いを強めるきっかけとなった
中国と日本のクオーターJさんが
今月から日本語教師デビューしました。
彼女の担当は六年生で
前任の先生が教えきれず
彼女にお鉢が回ってきたという。
一回目の授業は
おしゃべりとゲームで終わったと言うものの
担当児童からは
「先生、初めてでしょ?」と
ズバリ聞かれたそうで。
正直な彼女は
「初めてだから、お話と遊ぶことをしようと思った」
というと
「先生の授業の仕方、正解だよ」
と言われたそうです。
ゲームが大好きな少年は
ゲームの話をとにかくマシンガントークで彼女に話し
日本語は勉強しようとすると頭が熱くなって思うように進まない。
後から来た子が上手になっていくのが悔しくて勉強する気がなくなるんだとか。
留学生と違い
子どもたちは親の都合で日本に来ているので
日本や日本に興味があるわけではないことが多く
なかなか日本語の勉強がスムーズに進まない
ということはよくある話で。
来日した小中学生向けに
サバイバルジャパニーズを教えるこの仕事は
日本語教師の資格も必要がないので
日本語の先生というより
子どもの母語で話せる大人が話をよく聞いてあげることかと。
「日本語の先生」
という名前にこだわり
ワタシも最初は教えなければ
と思っていたのですが
子どもは賢いので
大人が教えなくとも、自分に必要なことはわかっていて
必要なのは話をよく聞いて
子どもたちの気持ちを「ほっ」とさせてあげることだと
1年間経験して思いました。
新卒時代の後輩と
また同じ仕事ができることが
感慨深い、今日この頃です。