『自分の問題』と『他人の問題』を区別する | 目指せ!2025年中検準1級合格

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そのほかは「読者」という雑誌の翻訳をアップします。

今週から2週間

4月から高校生になる留学生に向けて

対人力のコツをテキストに講義をしています。

 

 

 

 

去年に続き2年目で。

1回目の去年はどんな人に講義するかもわからず

暗中模索のままオンライン講義をしたら

 

10人くらいの参加者ほとんどが

画面オフ

 

 

画面開けてくださいとお願いしたら

毎日一人ずつ受講生が減り

最後に残ったのは二人で・・・。

 

 

質問どころか反応もない

学校側からのフィードバックもなく。

 

 

ものすごく落ち込んだのだけれど

今年またオファーをいただき

一年後に去年の答えをもらう、みたいな。

 

 

今年は名簿もなく

実際に始まってみたら

黒い画面上の名前は

面接の指導を個人で担当した生徒さんたちばかりで。

 

 

ここにいるということは

日本で高校生になれるということなのだと思うのですが

受かりました!とかそういうコメントもなく・・・。

 

受かりましたか?と聞くと

はい、のみ。

 

中国では

ありがとうやごめんなさいを言うのは

水臭いという思うところがあり

 

日本のようにありがとう、ごめんなさいを言う習慣があまりない

のは知っているのだけど

ワタシが留学していたときから20年の時が経ち

中国もぐんと発展し、ずいぶんと変わってきているのにも関わらず

ここまで反応がない、ということに

 

 

正直、ショックを受けました。

 

 

でも。

今日の講義内容

第4章 対人関係で、打たれ強くなる

という中で

 

「周りの人たちから、どう思われているか」

ということを必要以上に意識しない

 

という内容があって。

 

4月から日本の高校生になる生徒さんたちが

日本と中国の習慣の違いを知ることによって

余計な心配や悩みを抱えず

スムーズに日本ライフを楽しんでもらいたい

 

という思いで講義をしているので

反応がないというのは

面白くない、意味がない、ということなのではないかと思い

 

どうしたら、もっと有意義なものになるのだろうと

考えれば考えるほど

気負ってしまい、この講義が憂鬱になっていました。

 

 

よくよく考えてみると・・・

中国の学生さんたちのふつうはわからないし

そもそも画面の向こうの姿も見えていないので

 

何をしているのか

オンラインをつないで離席しているのか

実はちゃんと聴いているのか

わからないわけで。

 

それは彼らの問題。

ワタシの問題ではない。

 

 

 

そう思ったら

もう、ワタシが伝えたいことを取りこぼさないように

伝えていこう。

 

 

来日半年、日本語歴半年の彼らのために

スライドはすべて中国語で作成。

ワタシの説明は日本語と

言語はダブルにして日本語の勉強になるようにも準備しました。

 

 

あとは伝える熱量

言葉がよくわからなくても

ここは、大事!とか

楽しそうに話しているな、くらいが伝われば

あとは気になれば聞くだろうし

自分なりに調べるだろうし。

 

 

この講義を聞かないで

痛い目に遭うのも彼らにとって大切な「経験」なので。

 

 

ワタシが今できる、最大限を提供する。

そしてワタシがこの時間を味わい、楽しむ、以上。

なのかな。

 

 

そうしないと

アドラーが見てきた

「自分への評価」「他人の目」といったものを意識しすぎて

心の健康を崩してしまう多くの人のひとりに

ワタシが入ってしまうから。

 

 

教えることほど勉強になることはないと

よく言われますが

ワタシは講義を通して

学生さんたちからいろんなことを学んでいます。