初めてシリーズ~有名美容室編~ | 龍の巣~出来れば俺の人生リセットボタン~

初めてシリーズ~有名美容室編~

今日髪の毛切ろうかと思ってたんですよ、髪の毛。


僕って結構クセッ毛で、伸ばしてると頭が凄い事になっちゃうんで一ヵ月より少し短めの間隔で散髪するんですよ。
で、関西に住んでいた頃は10年近く通っているいきつけの散髪屋で切るんですが、東京に出てきてからはそうも行かない。


なんで適当に安い所を探してその場しのぎで切っているん現状なんです。
んでですね、今日仕事で原宿に行ったんですが、とある関係で美容師(男)の方とお会いしたんです。
僕はうまれてこの方一度も美容室なんて洒落た物に行った事が無いんですよ。 料金高いし。
で、その美容師さんに


「あぁ、そう言えば今日散髪するつもりだったんですよねぇ~」


とか行ったら物凄い爽やかな笑顔で


「是非来てくださいよ!!」


とか言ってきやがる。
僕のような!!ブサイクが!!美容室!!てなもんですよ。
いやだって皆さん想像してみてくださいよ、僕ってばハッキリ言ってヤバイくらいブサイクですよ。
なんか山とかに入ったら山賊かと思われるような風体ですよ。
彼女いない暦が年齢にピタリと当てはまるような奴ですよ。
しかもアキバ系ですよ。
こんな感じに「ですよ」を連呼しまくる奴ですよ。


そんな男が、女子供で溢れる美容室に僕の様な男が入ろうものなら、石とかハサミとかバンバン投げつけられるに決まってるじゃないですか。 よくて上品そうなお嬢様に汚物でも見るような目で視姦とかされますよ。


そそそそそそそんなイジメなんてやですよ。
とか思って断固拒否しようと心に誓ったとき


「かなり安くしときますから!」


「行く」


このように、相手の非常に狡猾に計算され尽くした罠に嵌ってしまい、この世に生を受けて初めて美容室に行く事が決定してしまいました。
いや、これはマジ引っ掛かっても仕方が無いって。


で、運命の瞬間。
仕事を終え、帰る際にフラリと件の美容室に立ち寄ったんですが、まず門構えからして凄いのな。
明らかに高級マンションのワンフロアを全部借りて、そこをブチ抜いて店があるんですよ。
なんかですね、さっきの美容師さんに貰ったパンフレットを見たら支店がいくつもあるようなデッカイところみたいなんです。


もうその時点で僕みたいな下賎の民はビビリまくりですよ。
僕の脳内小龍会議場では皆テンヤワンヤで「ヤベェヤベェ」とか連呼してるだけなんです。 ほんと使えねぇな、脳内小龍。


そんな心の中を悟られまいと見た目だけは落ち着き払った素振りで入店。
また仰天ですよ。
いやなんかね、床とかフローリングで内装とかも超お洒落なの。 しかもアロマテラピーだっけ? なんかそんなのやっててほのかに良い匂いとかがするわ、荷物持ってたらロッカールームとか有るわでホント焦った。
そのロッカーっていうのも木製の凄い高価そうな奴だった。


もう内心ビクビクしながら貰ったロッカーの鍵(26番)を持ってロッカー(26番)を目指します。
で、ロッカー開けてみて更にビックリ。
いやね、なんか鞄が入ってた。 「これはもしや浦島太郎で言うところの玉手箱!!」とかも考えたんですが、そんな事はなく普通に忘れ物でした。
「流石は有名美容室、客を驚かせるのにも凝って嫌がる…。 こりゃぁ先が思いやられるなぁ…」とか考えながら座席へ。


なんか座席も白皮の凄いイイ奴っぽくて座り心地とか超いいんです。


で、鏡を前にしながら僕の髪質を見極め切りにかかるんですが、この時僕ジェル付けてまして、シャワーで頭を洗い清めることと相成りました。
散髪屋ならここで前のめりになって目の前にあるシャワーの付いた手洗い場みたいな所に頭突っ込んで洗ってもらうんですが、美容室はそんなケッタイな物が無い!!
どこで先発するんじゃ!! とか思ってたんですが、なんか少しはなれた場所に専用のスペースがあった。
椅子とか完全リクライニングだった。 多分一つウン十万はすると思う。


どうなってやがる美容室。
そんな事を考えながら、自分が如何に田舎者かと思い知って慄いていたんですが、洗髪も無事に終わり席に戻ったんですが、その瞬間狙ったかのように地震発生!!
揺れ自体は大した事無かったんですが、女子供の集まる場所だけあって黄色い悲鳴がチラホラと聞こえる中、僕だけ即身仏のように微動だにせずいたものですから、左側の2つ先にいた女に変な目で見られたりとかしました。


そんな、明らかにおかしな美容室デビューをはたし、チャッチャカ髪の毛切ってもらい始めたんですが、例の美容師の話題がどうも僕と合う。
なんか彼もロクな高校に行ってなかったらしい。
そんなだから僕も気兼ねなく高校生活の話をしてたら、最初とかは


「そうですよね~」


とか盛り上がってたんですが、後半になってくると驚いてた。
そこまではねぇよって感じで驚いてた。
どうやら僕が通っていた高校は全国のレベルでも相当上位にランクインするクソ学校のようだと言う事だけはわかりました。
まぁ窓ガラスに鉄格子が填まってるような高校だったしな。 どこの少年院だ。


そんな紆余曲折を経て、終了。
颯爽と会計を済ませ


「あぁ、今日は特に変なことも起きず平和に終わりそうだ…」


なんて考えながら帰路に着きました。
たまにはあるもんだね、平和な日も。