火遊びは程々に | 龍の巣~出来れば俺の人生リセットボタン~

火遊びは程々に

こないださ、少しの間だけ地元に帰ったんですよ、夏だし。


最初の予定より幾分か早くに帰ったんですが、基本的に月月火水木金金な生活を送ってるもんですから、それなりの骨休めにはなりました。
まぁ僕の友人とか基本的にどっかおかしな人間なんですが、それでも良いもんですね、友達って。


そんなおセンチな気分もすぐに流れ、中学からの友人であった森井君と松希君という二人組みと最終日を過ごしたのですが、その最終日がヤバかった。
まず手始めにタクシーで10分ほど行った所にあるドンキ・ホーテでコーラ2?と大量の花火を購入。


そこから更に10分程度タクシーで行き、海に程近い川原に到着。
この川原って言うのが、片方は民家の密集地帯なんですが、対岸が工場地帯で、民家地帯で花火なんぞしようもんなら速攻でピーポ君が来るんですが、工場地帯なら通報はナッシング。
心置きなく遊べるって寸法なんです。


で、川原に着くとマズは酒盛り。
酒は僕がウイスキーを持ってきていたので、それを先程ドンキで購入したコーラで割ってウイスキーコークと洒落込みます。


で、ちょっと酒が入り始めた頃に花火開始。
心赴くままに花火開始。
最初はロケット花火とかバンバン放ち始めたんですが、ロケット花火って言うのは地面とかにブッ刺した後に火を付けて、火を付けたら安全圏までダッシュで逃げるって代物なんですが、川原は全部舗装されていて、代用品のビンとかも無い。
そうなってくると血気盛んで頭が少しばかり足りない僕らは、手で掴んだまま火を付け、適度に導火線が短くなったら空に向かって投げるという大変危険な発射方法を採用。
ていうかその3人の中で一番賢いっていうか普通に真人間な松希君がやり始めた。
気でも狂ったか!! とか見てたんですが、それが何やら上手くいっている。 そうなってくると知能指数が低い僕と森井君はマネし始める訳ですよ。 空に向かって花火投げ始めますよ。


最初の2~3回は上手くいかず、川なんかに飛び込んで「あぁ~火ぃ消えちゃったよ」とか言ってたら、ロケット花火の導火線って強力らしく、火が消えずに水の中で破裂。 「ドプオンッ!」とか鈍い音がしてた。
そんな紆余曲折を経ながら、当初の目的通りロケット花火を空に発射することが出来るようになってました。
まぁしかしですね、なんだ、ちょっとばかし頭が可愛そうな三人組が花火やってるとタダではすまんのな。
口火を切ったのは森井のバカだった。


奴が僕の目の前に煙球投げ込んで来やがって、モリモリ煙が出てきたと思ったらその煙が全部僕の方に来やがった。
僕も僕で、避ければそれですむ話なんですが、なんだか避けては関西人の名折れの様な気がして奇声を発しながらも耐え抜きました。


僕がむせているうちに二人は狂ったように笑い声を上げてた。
やはり僕の友人は皆狂ってやがる。


こうなったら前面戦争ですよ。
死なば共にの団結ですよ。 一人だけど。
反撃の手始めとしてロケット花火を奴らに食らわせてやろうと考えたのですが、ロケット花火を人に当てるためには横に飛んでいかなきゃダメじゃないですか、でも周りには台みたいなのがビタイチ無い。
そうなってくると僕みたいに知能指数が極度に低い人間でも、無い頭使って考えるんですが、どうしても方法が一つしか思いつかない。


うん、発射するその瞬間まで標的に向けたまま手で持ってた。


発射する瞬間とか「バシュン!!」とか言いながら火の子を撒き散らし飛んでいくんですが、もろに手にかかった。
無茶苦茶熱かった。
しかも当たりゃしねぇ。


全く当たらないくせに自分だけ痛い。 まるで戦中の神風特攻隊みたいな心境でいたんですが、僕のこの捨て身の戦術を見て、恐れ戦いた森井の奴が手持ち式の打ち上げ花火を僕に向かって乱射して来た。
しかも一発で無く連発式の奴。


もうね、アホかと、バカかと。
連発式の打ち上げ花火ですよ?
当たった瞬間「ポン!!」とか言って爆発しやがりましたからね。
森井の奴は脳味噌腐ってるんじゃないだろうか?


しかも、子羊の様に逃げ回る僕を狂ったようにゲラゲラ笑いながら追いかけてくる。
「誰か救急車を呼んであげて!! 黄色い奴!!」
とか僕も叫びながら必死で逃げ回るんですが、数発は命中し数発は至近距離で破裂という大参事に。


その後、松希君も加わり三人で件の花火で打ち合ったんですが、何故か僕が重点的に狙われることに。
一体どうなっていやがる!! イジメか!? これが世に言うイジメなのか!!?


そんな疑問を心に抱え、悶々としながらも時が過ぎれば連発式打ち上げ花火も無くなるじゃないですか、そうなったら流石に僕らもイイ歳こいてるんですから落ち着きを取り戻すってもんです。
一頻り笑った後、最後に彼等が、僕の誕生日が近いと言う事で少し高めの打ち上げ花火を上げてくれました。


いやはや、ありがたい事です。
あの日見た花火を胸に、今日も頑張って生きていこうと思います。


まぁそれはそれとして、先程の報復行為として、最後に奴等二人には取っておいた鼠花火を火をつけた状態でポケットに入れてやりました。
面白いぐらい飛び跳ねてたね。


~注意~
花火は人に向けて打つと大変危険です。
良い子も悪い子もマネしないように。
やってイイのは三龍とその愉快な仲間たちぐらいキチガイな人だけ自己責任でやってください。
そこでもし、なんらかの事件事故に発展しようとも龍の巣では責任を負いかねます。


火遊びは程々にな!!