planetarium | 龍の巣~出来れば俺の人生リセットボタン~

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なんかキチガイ沙汰ばっかじゃ飽きません?
まぁなんでチョットがらにもなく普通の日記も書いてみようかなぁと思い、試しに書いてみます。
ほら、料理とかでも辛いものばっかじゃ飽きたりするじゃないですか。 そんな気がしたんでね。


昔、まだ僕が親父の事を「お父さん」なんて可愛らしい笑顔で呼んでいた頃の話なんですが、当時僕は親父とよくプラネタリウムを見に行っていたんです。
幼すぎて道程なんか微塵も憶えて無いんですが、坂を上がった少し小高い所ってだけ憶えてる。
休日になると親父は幼い僕を連れて、その坂道を手を繋いで登った記憶があり、夏ぐらいから良く行きだしたのか、アイス食いながらその坂を登ってたりもしてた。


親父も親父で、休日を安いレジャーで過ごし、なおかつ星座なんかを憶えられるなら願ったり叶ったり。 なんて思惑があったと思う。
僕もプラネタリウムのあの独特の雰囲気と、天上に散りばめられた星が綺麗だったから気に入っていた。
そんな訳で幼き僕はよく親父にプラネタリウムに連れて行けとねだって、在りし日の親父を多少困らせていた。


いつの日だったか、またプラネタリウムに行く機会があり、その日も親父と二人で手を繋いで坂を登り、いつものプラネタリウムを目指した。
で、チケットを購入し、いざ館内へ。


お恥ずかしい話、当時の僕はプラネタリウムのアナウンスとか全然聞いてなくて、リクライニングシートに座りながら勝手に星を眺めては動物を象った星座を「この形の何処がクマなんだ…クジラ座? 誰が考えたんだ?」とか考えながら見てた。 我ながらヤなガキ。


まぁそんな感じでアナウンスのお姉さんの声とか全く聞いてなかったんですが、その日は何故かアナウンスのお姉さんの説明を聞き入っていた。
まぁ僕のことだし、大した理由なんてないんだろうけど、その日の僕は星座に関する伝説だか伝承だとか、星の成り立ちみたいなのを熱心に聞いていた。


いつもは聞きもしなかったアナウンス。
でも聞いてみればなんと心惹かれる話か。
「星座の一つ一つにこんなに話があったなんて」といたく感銘を受けた僕だったんですが、アナウンスも後半に入り、星座の話からから 宇宙の成り立ち・星の成り立ち・星の最後 と言った具合に話が進んで行った。
もう幼き僕なんかその辺りから一言も喋らなくなるほど聞き入ってた。
もともと騒いだりはしなかったんですが、隣に座る親父にすら一言も喋らなくなるぐらい真剣に聞いてた。


しかしながら、そんなピュア過ぎる僕を恐怖の坩堝に叩き落すかの如く繰りなされる話が始まった。
ブラックホールの話だったんですが、それを聞いて僕ちゃんbig栗ちがったビックリ。
いや、だって貴方、なんでも吸い込んじゃうんですよ? 星かて丸々吸い込んじゃうんですよ?
まぁ厳密にいうと違うんでしょうが、幼き僕はデッカイ掃除機に吸い込まれる地球を想像した訳ですよ。


それは困るでしょぉ。 自分が住んでる星が丸々ぶっ潰されるんですぜ? 普通困りますよ。
世界の終わりじゃないですか?
そんな危なっかしい物が、広い宇宙のどっかにあって、しかも地球にくる可能性もある。
それを聞いた僕はホント心の底と書いて心底怯えたね。


怯える僕なんてそっちのけで、プラネタリウムは滞りなく終了し、館から出て帰りの坂を二本に別れるソーダ味のアイスを食いながら降りている途中に、さっきのブラックホールについて親父に聞いてみたんです。


「お父さん、ブラックホールが来ると地球て無くなるん?」


確かこんな感じに聞いたと思う。
対する親父は


「まぁ来たら無くなるやろうが、そう簡単には来ん」


という、まぁ今考えたら子供には理解出来ないレベルの話なので、取りあえず不安を感じない程度に説明しておこう。
という気概がビシバシ伝わってくるような内容なんですが、幼き僕はそれで納得し「ようはブラックホールが来なけりゃいいんだ、しかも奴はそうそう地球には寄ってこないんだな」とかいう結果が稚拙な脳味噌内で完成し、さっきまでビビッてた事なんてスッカリぶっ飛んでた。


しかしながら、この頃からチキンの片鱗が見え隠れしていた僕は空を見上げ


「こっち来んなよ」


とかアイス咥えた間抜け面で願掛けをした。


しかし、その僕のお陰でブラックホール来襲を免れている世界人類はそろそろ僕の重要性に気づくべきであると言うのに、未だにシルバースターの一つも送られて来ないっていうのはどういう了見だ!!
世界人類はさっさと三龍を崇め奉れ!!!!


しかしま、このまま世界が進めばブラックホールが来る前に人類とか自爆してそうだけどね。