人と話していて、
「なんか極論だなぁ」とか
「なんでそっちに
考えが行くの?」と感じた
事はありませんか?
今日は、
カウンセリング理論から
認知の歪みについて
お伝えします。
例えば、
転職がうまく行かない(A)
から、自分はダメだ
と落ち込む(C)場合、
落ち込む(C)のは、
転職がうまく行かない
こと(A)にあるのではなく
「転職がうまく行かない
人間はダメな人間だ」
と言う考えや思い込み(B)
によって引き起こされる
と説いたのがエリスです。
これは、
「論理療法」
と呼ばれます。
(B)の認知の歪みを
修正すれば、
落ち込みが軽減される
と言うわけです。
転職がうまくいくかどうかは
時の運や人事との相性など
色々な要因があるので、
「うまく転職できない」ことと
「自分がダメ」とは
論理的な整合性がない
と分かれば、落ち込みを
軽減できるわけですね。
一方、
これと
似ているのですが、
少し違うのが、
ベックが説いた
「認知療法」です。
ベックは、
不快な感情は、
誤ったイメージが
習慣化した非合理な考え方
によって引き起こされる
ことを明らかにしました。
事実や出来事を
歪んで認知するために、
不快な感情を持つわけです。
この
認知の歪みには
特徴的なものが
いくつかあります。
色々な団体や書籍によって
分類は少し違ったり
するのですが、
①二者択一思考
白か黒か、成功か失敗か、
と言う考えに支配され、
「出世できないと
人生は敗北」などと
考える場合です。
②推論
根拠がないのに
勝手な思いつきなどで
物事を判断する場合です。
③一般化
「女は・・」
「年寄りは・・」
のように、
人によって違うものを
画一化する場合です。
他にも、
・物事を誇張/矮小化
・無関係な事を自分と関連づけ
など、いずれも
認知の歪みといえます。
そして、
こう言った
認知の歪みに対する
アプローチとして、
「論理療法」では、
不合理な(B)という考え方を
現実的/論理的な考え方に
変えてもらうために
問いかけをして
気づいてもらったり、
理性的に考えてもらう
というアプローチをとります。
他方、
「認知療法」は、
元々がストレスによる
不安や自責などの気持ちを
緩和するために考えられた
心理療法ですので、
「認知療法」の
アプローチとしては、
マイナス思考をブラスに
変えるということではなく、
自分の中から湧いてくる
感情に捉われないように
柔らかな思考や、
思考のレパートリーを
増やすアプローチ
をとります。
論理療法よりはソフトに
少しずつの変容を
促す感じですね。
起業家の
お仕事内容によっては
色々なタイプの顧客が
来られることもあるかと
思います。
相手の人の性格にも
よるのですが、
まずは、
ソフトなアプローチで
ご自身で考えて頂くような
丁寧な対応が
大切かなと
私は考えています。
このブログが
皆様のお役に立てたら
嬉しいです。
©️2023 松宮紀代