親と離れて暮らす起業家必見!! 知らない間に親の詐欺被害で事業の足元をすくわれない為の対策6個! | 行政書士・FPの人生プランナー|松宮紀代が、あなたの事業と人生とお金を守り、お悩みをマルっと解決、事業プランも作成します

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今日は、
親と離れて暮らしている
起業家の方へ

久しぶりに帰省してみると
実家があちこち

変な改修(改悪)を

されていたり

家の中に、買ったまま

放置されている段ボールが

山積みになっていたり

「生活費が足りない」と
言い出したり・・・

知らぬ間に親が詐欺に

あっていることって

結構あるんです

なかには、

借金までさせられていたり・・
こういう事があると、

警察への被害届
親の生活の安全確保
2度と被害に遭わない為の対策・・

と、

事業を中断して
色々対策する必要も生じます。


このような事態を防ぐために
事前にできる

《簡単な》対策6個を
お伝えします

ずいぶん昔のことですが

実は、この詐欺
私の母も被害者だったんです

こういう被害に会うと
親との関係もギクシャクしたり
親にも辛い思いをさせますので

防ぐ対策を是非


ご参考にしてくださいね

《詐欺》と一口に言いますが・・


詐欺被害にも、

若い世代だと
出会い系とか

エステ系とか
色々な種類がありますが

起業家のご両親世代が
引っかかりやすいのは、

◯家の改修系(瓦、白蟻、水回り等)
◯銀行員が持ってくる投資話系
◯不用品回収を装い家に上がり

 貴金属等を持っていくもの

還付金詐欺

◯架空請求詐欺

◯偽警官や偽役所職員が

 通帳やカードを持っていく

◯オレオレ詐欺

◯ねずみ講に近いものなど


比較的金額の大きい詐欺
年金や預貯金を根こそぎ
奪われるという事があります

警察によると

詐欺犯は

独自のネットワークというか

情報伝達手段を持っており


一度、詐欺被害にあった人は

騙されやすい《名簿》

に載るため

何度でも

色々な詐欺犯に狙われ、
引っかかる

という事です

ちなみに

刑法上の分類では、

「強盗」は、本人の意思に反して
奪うのに対し、

「詐欺」は、本人が騙された結果
自ら差し出すという違いがあります

詐欺は「話を聞いてあげよう」
とする日本人特有の気質
(特に女性)に乗じた犯罪です


高齢になると、用心深い反面
一旦信用すると盲信する
傾向があります

騙された事がわかっても
プライドから
騙された現実に蓋をする事も
あり、二進も三進も行かなく
なって発覚します

中には、

一人暮らしの寂しさから

毎日訪問してくれる人から

騙されていると知りつつ

あれこれ買ったりすることも

あるようです


具体例としては、

若い女性が足繁く通ってきて
懇意になり、価値ある古美術品が
根こそぎ無くなっていたり、

銀行員に投資を進められ
貯金がなくなる

屋根が傷んでる、白蟻がと
言っては、意味のない工事を
したり、

使うあてのない布団や
仏壇を売りつけたり・・・


ちなみに、
母の場合は、
デパートの外商が、

私のいない時を狙って、
展示会等に連れ出し
着物や陶器など大量に買わせ

貯金を使い果たすと、
第三者に1,200万円の借金
までさせて、
まだ売り付けていました

この少し前に、ちょうど
父が亡くなり、

精神的にもショックで
認知症のような

鬱のような感じになっていた時に

その寂しさに乗じて、

話し相手をするような感じで

入り込んでいたのです


寂しさに付け入るのは

わかるけど、

いやいや、流石に

親が認知症になっていたら

気づくだろ

というあなた

家族との会話は、
天候や体調
仕事が順調か等の

差し障りのない
話しかしない為、

認知症が進んでも、

会話は完全に成立するため

案外、

気づかないものです

また、
認知症と言っても

10分のうち9分は
しっかり
していて、

1分だけ
ぼんやり
している
という事も多く、


詐欺犯は長居をして
その
1分を悪用し、
クレジットに署名
させたりするのです


このような事で、
起業家の足元をすくわれる
ことのないように
今回は、

架空請求

還付金詐欺も含めた
高齢者を狙う特殊詐欺の
防止対策《6つ》を
お伝えします

*  *  *  *  *

①固定電話は、登録者以外は
 鳴らないように設定する

・    
※詐欺被害の経路の77.5%は、
固定電話からです

ナンバーディスプレイ
ナンバーリクエスト

当然のこと

通話録音機能付きの

電話機も必須です

だからと言って、スマホだけに
変えてしまうと、
いざという時、充電切れや
うまく使えなかったりします

おサイフケータイも

お勧めしません
そもそも。スマホに

セキュリティーソフトを入れる人は

ほとんどいませんので


受話器を取るだけで繋がる
という固定電話は高齢者の
安心になります


要は、怪しい電話に出ないよう
に設定すれば良いのです

もしくは、居留守を使うか

音がならないようにして
留守メッセージが入っていた

登録者にのみ

こちらからかけ直す

というのでも構いません



②不用意に人を家に入れない  

※モニタードアホンをつけて必ず
モニター越しで話すようにする

※録画付きのドアホンなら

さらに安心です

家に入れなければ、何人で

住んでいるかもわかりません

家の中を物色される事も

ありません

①と②を実行するだけで
85%くらいの被害を防げます

さらに、

携帯も、スマホでなく

ガラケーのように機能のない

ものがお勧めです

もちろん、支払いは

引き落としでなく

振り込み用紙が望ましいです

ここまですると、

90%くらいは

予防できます


③金目のものがある場合は、
トランクルームや貸金庫に入れる

※狙うものがない家に
すれば良いのです 

・          
④通帳を預かり、クレジットは解
 約し、不自由しない金額を現金で
 毎週(10日おき)に送金する

もしくは、カードだけ渡して、
その通帳に毎週振り込む

ようにしても構いません


手元に

通帳や、クレジットカードや

実印があると、
うちの親のような事も起こります

近くに信頼できる家族がいれば

家族信託を使っても良いでしょう

・    
⑤迷った時は、自分一人で決断し
 ないで、すぐに家族や、
 近所の交番、地域包括センター
 などに相談する習慣を

 つけてもらう 

・  
⑥認知症になる前に、
 もしもの時に備えて、
 信頼できる人と

 任意後見契約を締結し
 《登記》しておく

※任意後見契約は

財産管理及び、

療養に関する契約を
依頼する内容の

見守り契約+財産管理契約

から、認知症が疑われる時に
任意後見契約に移行する
移行型の契約がお勧めです

任意後見は公正証書で作り
法務局で登記します


親の詐欺被害で、
大切な事業の足元をすくわれ
ないよう、早め早めの予防策
整えておきましょう

年老いた親が、
「自分が詐欺にあった」と

思うと、ショックから

認知症に進んだり

現実逃避や人嫌いになって

今度は

施設で仲良く暮らせない

ということにもなります

事後対策より

事前の被害防止対策の方が

遥かに容易で安価です


とりわけ、⑥は大切です

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