今日は、
親と離れて暮らしている
起業家の方へ
・
・
久しぶりに帰省してみると
実家があちこち
変な改修(改悪)を
されていたり
・
家の中に、買ったまま
放置されている段ボールが
山積みになっていたり
・
「生活費が足りない」と
言い出したり・・・
・
知らぬ間に親が詐欺に
あっていることって
結構あるんです
・
なかには、
借金までさせられていたり・・
こういう事があると、
・
・
警察への被害届
親の生活の安全確保
2度と被害に遭わない為の対策・・
・
と、
・
事業を中断して
色々対策する必要も生じます。
・
・
このような事態を防ぐために
事前にできる
《簡単な》対策6個を
お伝えします
・
・
ずいぶん昔のことですが
実は、この詐欺
私の母も被害者だったんです
・
・
こういう被害に会うと
親との関係もギクシャクしたり
親にも辛い思いをさせますので
・
・
防ぐ対策を是非
ご参考にしてくださいね
・
・
《詐欺》と一口に言いますが・・
・
・
詐欺被害にも、
若い世代だと
出会い系とか
エステ系とか
色々な種類がありますが
・
・
起業家のご両親世代が
引っかかりやすいのは、
・
◯家の改修系(瓦、白蟻、水回り等)
◯銀行員が持ってくる投資話系
◯不用品回収を装い家に上がり
貴金属等を持っていくもの
◯還付金詐欺
◯架空請求詐欺
◯偽警官や偽役所職員が
通帳やカードを持っていく
◯オレオレ詐欺
◯ねずみ講に近いものなど
・
・
比較的金額の大きい詐欺に
年金や預貯金を根こそぎ
奪われるという事があります
・
・
警察によると、
詐欺犯は
独自のネットワークというか
情報伝達手段を持っており
・
・
一度、詐欺被害にあった人は
騙されやすい《名簿》
に載るため
何度でも
色々な詐欺犯に狙われ、
引っかかる
という事です
・
・
・
ちなみに
刑法上の分類では、
・
「強盗」は、本人の意思に反して
奪うのに対し、
・
「詐欺」は、本人が騙された結果
自ら差し出すという違いがあります
・
・
詐欺は「話を聞いてあげよう」
とする日本人特有の気質
(特に女性)に乗じた犯罪です
・
・
高齢になると、用心深い反面
一旦信用すると盲信する
傾向があります
・
・
騙された事がわかっても
プライドから
騙された現実に蓋をする事も
あり、二進も三進も行かなく
なって発覚します
・
中には、
一人暮らしの寂しさから
毎日訪問してくれる人から
騙されていると知りつつ
あれこれ買ったりすることも
あるようです
・
・
具体例としては、
・
若い女性が足繁く通ってきて
懇意になり、価値ある古美術品が
根こそぎ無くなっていたり、
・
銀行員に投資を進められ
貯金がなくなる
・
屋根が傷んでる、白蟻がと
言っては、意味のない工事を
したり、
・
使うあてのない布団や
仏壇を売りつけたり・・・
・
・
ちなみに、
母の場合は、
デパートの外商が、
・
私のいない時を狙って、
展示会等に連れ出し
着物や陶器など大量に買わせ
・
貯金を使い果たすと、
第三者に1,200万円の借金
までさせて、
まだ売り付けていました
・
この少し前に、ちょうど
父が亡くなり、
・
精神的にもショックで
認知症のような
鬱のような感じになっていた時に
・
その寂しさに乗じて、
話し相手をするような感じで
入り込んでいたのです
・
・
寂しさに付け入るのは
わかるけど、
・
いやいや、流石に
親が認知症になっていたら
気づくだろ
というあなた
・
・
家族との会話は、
天候や体調
仕事が順調か等の
差し障りのない
話しかしない為、
・
認知症が進んでも、
会話は完全に成立するため
案外、
気づかないものです
・
・
また、
認知症と言っても
・
10分のうち9分は
しっかりしていて、
・
1分だけ
ぼんやりしている
という事も多く、
・
・
詐欺犯は長居をして
その
1分を悪用し、
クレジットに署名
させたりするのです
・
・
このような事で、
起業家の足元をすくわれる
ことのないように
今回は、
架空請求や
還付金詐欺も含めた
高齢者を狙う特殊詐欺の
防止対策《6つ》を
お伝えします
・
* * * * *
・
・
①固定電話は、登録者以外は
鳴らないように設定する
・
※詐欺被害の経路の77.5%は、
固定電話からです
・
ナンバーディスプレイ
ナンバーリクエストは
当然のこと
通話録音機能付きの
電話機も必須です
・
・
だからと言って、スマホだけに
変えてしまうと、
いざという時、充電切れや
うまく使えなかったりします
・
おサイフケータイも
お勧めしません
そもそも。スマホに
セキュリティーソフトを入れる人は
ほとんどいませんので
・
・
受話器を取るだけで繋がる
という固定電話は高齢者の
安心になります
・
要は、怪しい電話に出ないよう
に設定すれば良いのです
・
もしくは、居留守を使うか
音がならないようにして
留守メッセージが入っていた
登録者にのみ
こちらからかけ直す
というのでも構いません
・
・
②不用意に人を家に入れない
・
※モニタードアホンをつけて必ず
モニター越しで話すようにする
・
※録画付きのドアホンなら
さらに安心です
・
家に入れなければ、何人で
住んでいるかもわかりません
家の中を物色される事も
ありません
・
・
①と②を実行するだけで
85%くらいの被害を防げます
・
さらに、
携帯も、スマホでなく
ガラケーのように機能のない
ものがお勧めです
・
もちろん、支払いは
引き落としでなく
振り込み用紙が望ましいです
・
ここまですると、
90%くらいは
予防できます
・
・
③金目のものがある場合は、
トランクルームや貸金庫に入れる
・
※狙うものがない家に
すれば良いのです
・
・
④通帳を預かり、クレジットは解
約し、不自由しない金額を現金で
毎週(10日おき)に送金する
・
もしくは、カードだけ渡して、
その通帳に毎週振り込む
ようにしても構いません
・
※手元に
通帳や、クレジットカードや
実印があると、
うちの親のような事も起こります
・
近くに信頼できる家族がいれば
家族信託を使っても良いでしょう
・
・
⑤迷った時は、自分一人で決断し
ないで、すぐに家族や、
近所の交番、地域包括センター
などに相談する習慣を
つけてもらう
・
・
⑥認知症になる前に、
もしもの時に備えて、
信頼できる人と
任意後見契約を締結し
《登記》しておく
・
※任意後見契約は
・
財産管理及び、
療養に関する契約を
依頼する内容の
見守り契約+財産管理契約
から、認知症が疑われる時に
任意後見契約に移行する
移行型の契約がお勧めです
・
・
任意後見は公正証書で作り
法務局で登記します
・
・
親の詐欺被害で、
大切な事業の足元をすくわれ
ないよう、早め早めの予防策
整えておきましょう
・
・
年老いた親が、
「自分が詐欺にあった」と
思うと、ショックから
認知症に進んだり
・
現実逃避や人嫌いになって
今度は
施設で仲良く暮らせない
ということにもなります
・
・
事後対策より
事前の被害防止対策の方が
遥かに容易で安価です
・
とりわけ、⑥は大切です
・
・
©︎2023 松宮紀代