料理専門誌で見かけないことがなくなった、吉野シェフ。
日本フレンチ界の重鎮になったようだ。
お弟子さんもたくさん育てて、料理界への貢献度も大変高い。
フランスにおける日本人シェフの草分け、という点でも特筆すべきであろう。
願わくば、今後も料理においてチャレンジングであり続けていただきたい。
キャビアのゼリー仕立て、クレソンのクーリ。甲殻類の出汁のゼリー。
オマールブルーのサラダ仕立て、グリーンピースのソース。
イノシシのカルパッチョ、ソースレフォール。猪の質が抜群。
名物、チリメンキャベツとフォアグラ、トリュフのテリーヌ。
ドーバーソールのムニエル、ソースブールノワゼット。
国産鴨とフォアグラのロースト。
黒トリュフのヴォロヴァン。とてもよく香る。
料理は歩みを止めているような気が。
オマールやソールを無理に使うのではなく、
日本の素晴らしい魚介を用いてはいかがか?と思った一夜であった。