カウンター7席のみ、主人1人で切り盛りする蕎麦屋です。
昼のみの利用なので、えらそうなことは言えませんが、なかなかにこだわりを感じる良い店でした。
まず、蕎麦。
温かい地鶏南蛮を食べてみましたが、これがなかなか。
田舎そばは、噛みごたえがあり、風味も悪くありません。
そばの産地は、その時々で変わるそうですが、今回は茨城のものでした。
出汁は濃いめ。カツオの尖った所が感じられるものの、蕎麦の邪魔をするレベルではありません。
地鶏は愛媛産だそうですが、適度な歯ごたえがあり、胸肉にもしっかりと味があります。
かえしで漬けた漬物も良くできています。
これでダラダラと昼酒を飲んだら最高でしょう。
お酒にもこだわりがあり、無ろ過の原酒しか置かないのだとか。
石川の宗玄を試しましたが、実に濃い酒でした。これは、ぬる燗でやるのがいいんだそうです。
店名の「大愚」というのも、我がことのようで共感がもてます。
次回は夜、ツマミを色々試してみたいものです。