




摩訶不思議なイタリアン創作料理店。ピザやパスタと一緒に焼酎やホッピーが飲めるフレンドリー感は、ハマると癖になるでしょう。意外にも(失敬)悪くない料理と勘定で、食後感は結構Goodです。
古くから森戸海岸にある店。
地元民でにぎわっている感じ。
でも、正体は不明。
朝地がこの店に抱いていた印象は、こんなものでした。
ホームページを見てみると、創業100年とのこと。
「そういう店は、たいがい不味いんじゃない?」と斜めに見ておりました。
すみませんでした。全くの偏見でした。
店内は、地方のどこにでもある喫茶店兼レストラン風。
赤ん坊あり、犬ありで、タバコあり。カウンターといわず、外のテラスといわず、地元民が思い思いの楽しみ方をしています。
隣のテーブルは、ご夫婦でピザやパスタをつまみながらマイボトルの泡盛「久米仙」をやっています。
まさにカオス。
ワインなんか飲んでいると馬鹿にされそうな感じだったので、私も負けじと、ホッピー黒を頼んでしまいました。
料理は、日式イタリアン、とでもいいましょうか。いわゆる創作イタリアンです。
これが意外に食えるんです。
ジャガイモのアンチョビソースは、クリームの中にアンチョビを溶かし込んだ濃厚なソースを揚げイモにかけたもの。このソースがイケてまして、バゲットを追加して、きれいにさらえました。ホッピーが進みます。
ゴルゴンゾーラのトマトクリームソースのスパゲッティーが、また結構うまい。
これもくど過ぎるくらいの濃厚さなのですが、不思議と焼酎にはマッチするんです。
大辛チョリソは、その名の通りの大辛度。
ナスのミートソースグラタンは、アツアツがたっぷりでてきます。
さらにさらに、チーズがとろけるトマトソースのハンバーグが、これまた想定外のおいしさ。
芋ロックが飲みたくなる肉料理です。
サービスの女性陣も、老舗にありがちな感じの悪さがなく、非常に好感がもてました。
2人で腹いっぱい飲んで食って10000円ポッキリのお勘定。
要するに、結構ファンになったということです。
葉山滞在時は、ちょいちょいうかがおうかと思ってます。
菊水亭ホームページ:http://www.kikusuitei.com/index.html