2つ星といってもリゾート地でのこと。
熾烈な争いを繰り広げるパリなどと比べると、下駄を履かせている感じはあります。
それでも、島トップクラスのレストラン。十分に楽しめます。

リゾートならではの解放感あふれるダイニング。

まずは食前酒。シャンパーニュと一緒に、オリーブなどのつまみがたっぷり出てきました。

自家製パンがいっぱい。全部食べるとお腹いっぱいで大変な事態に陥ります。

アミューズの「ウイキョウのエスプーマ、あさりとうに、魚のムース」に続いて、前菜。
「カジキにカラスミ、バジルのアイス、タプナード風のムース」。
日本人好みのさっぱり前菜です。意外にカジキがおいしかった。

2品目は、「イチョウ蟹のラビオリ、蟹の出汁、山羊チーズのフラン」。
これは、蟹の出汁が非常に香り高く美味。これまた日本人の趣向にぴったりでしょう。皿底の山羊チーズのフランとかき混ぜて食します。

続いては、「スズキのつくね風?プチポワのムース、ピスタチオのソース」。
スズキの身をほぐして、バジルなどを混ぜ、つくね風にまとめたもの。この辺になると日本人好みからは外れてきます。ピスタチオのソースは、なんとも微妙。
メインは「子鴨の蜂蜜ロースト、栗のポレンタのパートフィロ巻き」でしたが、ぶれているので写真はありません。たぶん酔っていたのでしょう。

コルシカの島チーズ盛り合わせ。山羊が主流です。ジャムと一緒に食べるとデザート風です。

デザートは、チョコがメインで中に根セロリのムースなどが入っている奇抜なもの。
ちょっと頑張りすぎでしょうか。普通のものが食べたかった。

島の夜はふけ、満腹を抱えて部屋へ戻りました。
まったくもって、極楽です。