旅の想い出2 | 御食事手帖

御食事手帖

主に東京と湘南で食べ歩き、でも美食のためならどこへでも旅するブログ

日本からは、成田~フランクフルト~トゥールーズという経路で行きました。
着いたのが、19時近く。
それから、急いでレンタカーを借りて、見知らぬ街に飛び出し、地図を片手に大騒ぎしながら、どうにかこうにか予約していた宿に到着。

で、部屋に荷物を放り込んだ時点で、時計の針はちょうど20時。

手元には、フランス中のおいしいレストランを網羅している(と言われる)ミシュラン赤本。
思わず、トゥールーズの項をくってみると、そこには二つの星が燦然と輝くレストランが・・・!
ここはひとつ、とりあえずダメもとで電話してみよう、ということでルルルーっとかけてみたところ、どうにか空席あり、とのこと。
ということで、喜び勇んで出かけていきました。
「Michel Sarran」 http://www.michel-sarran.com/ 

内装は、ちょっとあか抜けないモダン風。
料理も、この土地ならではのヘビー級ぞろいの名物とはかけ離れた、パリっぽい雰囲気のものばかり。
いかにもミシュランごのみという感じの、軽い仕上がりの料理でした。

価格的に真ん中のコースを選択。
この夜は・・・

・ブロン種の生カキを浮かべたフォアグラのスープ

・ヒメジのローストをカリカリに揚げたパンで挟んだ一品 サフランのソース(写真)

・子羊の背肉のロースト ズッキーニの花にオリーブなどの詰め物をしたガルニ

ヒメジという魚は、白身で火を通すとパサパサするため、日本の一部では「猫またぎ」として食べもしないところがあります。しかしこの料理では、揚げたパンと一緒にすることで、食味をプラスし、白身になじんだソースが甘みを含んだ軽妙なアクセントを加えます。
ヒメジを使ったものとしては、なかなかの一品。