稲穂 葉山 | 御食事手帖

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久しぶりに、葉山に来ました。
葉山で外食というと、まず活魚・寿司の店「稲穂」に行きたくなります。
相模湾の四季折々の魚を食べさせてくれる店です。
神奈川が誇る相模湾ですが、魚というとシラスくらいしか知られていません。
しかし、驚いた事にここの海では100種以上の魚種が取れるとか。
かつてはブリが万単位で揚がっていたそうです。
豊かな海だったは、その源である相模川上流の人口増加と、工場の取水で川の水が減り、海へ流れ込む栄養素が激減。魚種こそ豊富なままながら、量が少なくなってしまったそうです。

その少ないところをおさえて、食べさせてくれるお店です。


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 これは活きたアオリイカ。
むちむちとして、ねっとりとして、なんともいえない甘みです。
胴体を刺身で食い、耳は塩焼きに、ゲソは天ぷらでやっつけました。
耳の塩焼きは、特に絶品。

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携帯写真で画像が悪くてすみません。
これは「いばら蟹」というかにです。たらばの小さいの、という感じ。
一杯、丸々いただきました。

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とれとれピチピチ蟹刺身。
これもねっとり系で、甘いです。繊維の歯ごたえも悪くありません。

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いばら蟹は味噌がまずいそうで、そのかわり、甲羅に身とねぎを入れて出汁で煮て、卵白でとじてくれました。身がぎっしりでなかなかの味です。

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これは悶絶。思わず炭水化物ダイエットを中止しました。
蟹の卵のどんぶりです。
この卵、まあ、実にうまいです。酒ががんがん進みました。
蟹本体はいらないから、これだけ頂戴、と言いたくなるうまさです。

ということで、全然寿司は食べませんでしたが、大満足な一夜でした。
次は相模湾のとらふぐでもやりたいもんです。