波布食堂 那覇 | 御食事手帖

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「沖縄に行ったら、ハブに注意しろ」とは良く言いますが、那覇市内の港湾地域に、こんな強烈なハブが潜んでいると思いもしませんでした。

プレハブ建てのおんぼろ食堂です。その名は「波布(ハブ)」。
横は「港湾労働者那覇埠頭休憩所」となっています。
ここは、港で働く労働者の憩いの場なのですね。料理の量を見れば、なるほど納得です。

12時半に入店。満卓です。
港湾労働者と近所のおじさんたちに、那覇マラソン出場者が入り乱れている状況でした。
お店は完全セルフサービス。調理場のおばちゃんに食べたいものを言って、席を確保して、待つシステム。

これがこの店の名物「肉そば」650円なり。
まさしく「メガ盛り」です。恐ろしい量の野菜の合間に、半端ない数の肉片が潜んでいます。
原価計算、どうなっているんでしょう。本土は野菜高騰で困っているというのに・・・。
しかしこれ、ただ量が多いだけじゃありません。味も悪くないのです。上手に炒め煮にしてあって、味が染みていて、なかなかイケるのです。ただし、こんなにたくさんはいりませんが。


上の野菜と肉をやっつけて、ようやくそばに到達。
マラソンでいうと、この時点ですでに胃袋は35km地点の感じです。
そばまで辿りついた喜びを、恐ろしい満腹感が拭い去っていきました。
無理です。完走、じゃなくて完食は無理です。

この店は、とにかくなにもかも恐ろしい量です。
慣れた近所のおじさんは、ドギーバックをもらってお持ち帰り。
3食分くらいはありますので、極めて経済的です。

何度も何度も那覇には行きましたが、こんな店があるとは知りませんでした。
うちなーの奥深さを再認識させられた一食でした。