皆さんこんにちは。
今日も気になる記事を載せていきます。
違法ダウンロード処罰へ法案=自公
自民、公明両党は7日、
インターネットを通じた音楽や映像ファイルの
違法ダウンロードに対し、2年以下の懲役か
200万円以下の罰金を科す法案をまとめた。
民主党に協力を求め、来年の通常国会で成立を目指す。
ネット上では音楽ファイルなどの違法ダウンロードが相次ぎ、
関係業界に多大な損害を与えている。
従来、違法なアップロードは
著作権法で処罰対象とされていたが、
ダウンロードには刑事罰が科されていなかった。
(2011/12/07-21:26)
ソース http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011120701034
確かに違法DLは,
コンテンツ市場に悪影響があるとは思います。
アーティストや作家の方の収益が害されることは、
それらの方にとっては、死活問題でしょう。
ですが、違法か合法かを判断する基準が、
まだ不明瞭ではないかと感じています。
以下は、私が気になるポイントを挙げてみました。
>例えばwinnyやWinMX、bittorrent、
CabosなどのP2Pを使用しているトラフィックを監視して、
違法なファイルを特定して違法とするのか?
>又は動画サイトのトラフィックを監視して、
「違法な動画」の保存を検出して違法とみなすのか?
>「違法な動画」の保存には、自動的に一時保存される、
「キャッシュ」は含まれるか否か?
(もし含まれるならば、見ただけでOUT)
>「違法な映像ファイル」の定義には、
JPG等の静止画は含まれるか否か?
>取り締まりという大義名分をかざして、
個人のインターネットの通信内容を、
K察やKO安委員会が裁判所の礼状なしに、
傍受・解析する権利が与えられないか?
ざっと、こんな感じです。
もしも、上記すべてが厳しい方向に向えば、
インターネットは「検閲」されるようなものでしょう。
Eメールのやり取りすら気味が悪くてできませんよ…。
コレでは、お隣の国の、
「赤いエシュロン
」と何も違いません。
例のTPP参加による著作権の「非親告罪化」や、
改悪児ポ法
の「非実在青少年」規制なども含め、
相乗効果でがんじがらめになったら、
プロ作家も同人作家も、規制を恐れてしまい、
憲法で保証された「表現の自由
」を、
自由な表現をためらい、プロ・アマ問わずに
市場をかえって衰退させる懸念はないのでしょうか…。
極端な解釈になりますが、
TPP加入で著作権の「非親告罪」化で、
先に米韓FTAを締結した韓国
と同じく日本でも、
某Pixi●等のイラストサイトから版権絵が消えて、
アニメのコミュニティサイトからアニメの画像が消え、
アイドルのコミュニティサイトから写真が消えたら…。
まるでWin95が発売を開始した時期の、
パソコン通信からインターネットへの過渡期のような、
恐ろしくシンプルな光景になるかも?しれません。
いずれにせよ、行き過ぎた規制は嫌です。