何年… 何十年か経って

ふと…あの時のあいつの言ってた事は、この事か

だから、あの時に…
あんな言葉を

と、月日がたって
同じような環境、境遇にたって初めて
気づく…時も

人はまったく違った環境で育ち
まったく違った人との
出会いがあり

思いも考えも
人それぞれ

自分自身の気持ちも
かなり複雑
わかったようで、わからない

ましてや人様の気持ち
は、わかったようで実際には、わかっていないのかな

何年何十年、たっても
気づく事も、気づかぬ事も

昔、夢か幻か幻覚か
夜中の海で溺れながら
目の前に現れた
閻魔さんらしき者に
『人の心とは?』
と、訪ねられ

なんと答えたか
未だ思い出せない…

訳のわからぬ夢が
常に脳裏に

何かを答え、笑って消えていった時のあの返答が…

その後、気づけば病院のベッドの上

あれから何年経ったか…
大切な想いが
   心のどこかに…
 幻影だけが
    いつまでも…