全身麻酔に関すること、手術に関すること
輸血について
誓約書を書かされる。
それを書かないと手術は受けられない。
それを書くことが怖かった。
もしもの事があったら、私の生命は今日限りなのか?
手術前夜それを思うと、遺書の一つも書き残そうかと思った。
が、
どうにでもなれ
と 思って、書かなかった。
も少し若ければ、必死に書いていただろう。
言い残すこと、遣り残した事が思い浮かばない。
家計的な事は、メモして渡しておいたが。
手術よりも、全身麻酔がとにかく怖かった。
生きてたい生きてたいという強い思いだけが頭の中を回っていた。
手術日当日、家族全員集合の決まり。
家に届いた郵便物を持ってきてくれていた。応援してくれてる友達からの届け物やお守り。
その中に電報もあった。その電報に勇気づけられた。それがあったから、明るい顔で手術室に迎えた。
どこにも書き残していない銀行の暗証番号を手術室に向かう直前に家族に告げようとしたら、夫が
「大丈夫!心配ないから、行ってらっしゃい」
と私を送り出した。