神前結婚式と婚礼人力車
某ホテルより婚礼人力車にまつわる歴史やしきたりのことをコメントとしてまとめて欲しいとの依頼を受け、文献並びにネットを閲覧。が、意外にこのことに関する資料はほとんどなく、思わず悪戦苦闘。
実は<a href="http://jinja.jp/faq/answer/02-09.html ">神前結婚式の歴史</a>は意外にも浅く、まだ100年あまりしか経っていない。かつて婚礼人力車を使われた方がいるとすると、明治後期から大正・昭和初期に限定されるであろう。ひょっとすると平成になった現在の方が今となっては活用事例は多いかもしれない。いや是非とも私がその先陣を切って博多から全国に発信していこう。
私が今の仕事を始めるキッカケとなった一枚の写真がある。それは今から10年前に在住していた信州の観光ガイドブックに掲載されていた。7年に一度の御柱祭で有名な諏訪大社・秋宮境内にある<a href="http://www.sannokaku.com/bridal.html ">ホテル山王閣</a>が実施していたサービス。諏訪大社で神前結婚式を挙げ、自社で披露宴をされる方にサービスとして提供していたのが人力車での送迎だ。別になければなくても困るものでもないし、果たしてビジネスとして成り立つのか?という疑問が当然頭をもたげた。
平成8年の創業当初から婚礼人力車の「営業」活動を開始し、最初の提携先ができるまでには2年近くかかった。が、実際に運行してみると思いもよらない反響に思わず驚いた。見ず知らずの道行く人や通りがかりの車の方から「おめでとう」という声を掛けられ、中には大勢で拍手で迎えてくださる方も現れた。これまでホテル等のある意味密室で関係者のみで祝福するのが当たり前になっていた風習に一石を投じたわけだ。昨今は特に本格志向が強く和装回帰のブームも手伝って神社での神前結婚式の需要は確実に増加の傾向にある。その本格志向に華を添える婚礼人力車は思い出イベントの最たるものであり、今では私どもの仕事の柱となりつつある。
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