会社継承式
母親が寝込んで数日後、私と嫁は母親が寝込んでいる実家に呼び出されました、寝室に入ると最初母親は大きな口を開けて寝ていましたが私たちが来たことに気付いたらしく具合が悪そうな顔をしたまま起きて、そのままベットに座りました。「会社は忙しい?」と母親は私たちに聞いてきましたので「ボチボチかな」と私が答えると「そう」と母親は力無く答え何かをゴソゴソと出し始めました そして・・・・・
ドサ!!
この音は今でも忘れることが出来ません、
母親が私たちに向けて投げたものは、どうも帳簿の様なものでした、「これなに?」私が聞くと母親はおもむろに
「会社の帳簿・・・」
「明日、60万の支払いがあるけれどお金無いからあなた達でどうにかして、私もう知らないから」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
最終兵器!!
女帝(母親)は文字通り会社を投げ出してしまったのです。
(゜д゜;)(私)(新婚)
Σ(゚д゚;)(嫁)(新婚)
唖然とする二人をよそに「私、具合が悪いから・・・」と母親はふたたび横になったまま寝てしまいました。
放り投げられた帳簿を拾った私達は言葉も無く会社に帰りました。
状態としては現在のほうが大変なのかもしれませんが、当時結婚して僅か半年の二人にはとても辛い試練でした。
諸事情により現在も私は会社の取締役(社長ではない)のままですが、事実上あの投げられた帳簿を拾った時が私が会社を継いだ瞬間となってしまいました。
それは同時に、これから私と嫁の会社再建に向けての本当の戦いが始まった瞬間でもありました。
つづく