ワカさんは夢を見ている。
座りながら夢を見ている。
楽しい夢だ。優しい夢だ。一体何の夢だったのだろうか。
時が過ぎる。ただ座っているだけなのに過ぎ行く。
世間では大晦日だが、小野寺家はいろいろとバタつく。
まあ、予想していたことなのでそう慌てはしないけれども。
ワカさんは思う。
私はまだやれるか?と。
自分に問う。
おまえはまだできるか、踏ん張れるか、気合でいけるかと。
そして、最後はこう思うのだ。
行ってやろうじゃねーか、やってやろうじゃねーか、と。
例え暗闇でも、光はある。
ワカさんは「厳しいなあ」と思う時、オグリキャップのラストランを見るのだ。
終わった馬といわれた。
もう走らないといわれた。
沈んだ、限界、くたびれた、斜陽、陥落、崩壊……もう無理だよ、と。
過去の栄光とも、結局はただのアイドルホースともいわれた。
でも、見てみろ。
オグリはやっぱりすごかった。
芦毛のスターホースは数多いるけれど、やはりオグリに勝る存在はなし。
ワカさんは思う。
オグリキャップに、私はなりたい、と。
皆さん、今年も本当にありがとう。
良いお年を。
今年最後にCMさせてくれ。いいメルマガだ
愛をあげます、誰ってあなたへ