これはある夜の、ある物書き夫婦の、しがない記録である。

 

18時、待ちに待ったゲラが届く。

ゲラとはなんぞや?と聞かれれば、まー原稿だねと答える。

本になる状態に印刷されてきた原稿のことパー

 



 

19時、出版社とやり取り。

同時にカバーイラストが出たので、そのセレクトや文字体も細かくチェックする。

夫婦&出版社の協議により、3つのデザインがでた。ここから最終的なカバーが決まる。


 




19時30分、オットとツマ、二手に分かれてゲラチェック開始。

 



20時、これは長い戦いになりそうだという予感

 

20時50分、それぞれ勝手に食事を始める。その日の食事はツマが実家から盗人猛々しくもらってきたので非常に助かる。

だがしかし、のんびりと食うわけにはいかないので片手間でパクパクすることに申し訳なさを感じるが、許せと心で泣く。

うまかった。

 

21時40分……沈黙のまま、それぞれ作業で時が過ぎる。シーン……。

 

22時45分……やはり沈黙のまま、それぞれ作業。ますますシーン……。もう、この2人、大丈夫なの?ってくらい傍目に見れば険悪に見えるかもだけど、仕事の時はいつもそうなので心配は無用。

 

23時15分、おキャットが起きてくる。百獣の王のようにノッシノッシと歩いてきては「腹が減ったぞ、食事はどうした」とはげしくメシを要求。おキャットはメシを作れないのでやむなく対応、しかも舌平目のまぐろ沿えって、人間よりも素材が贅沢ときたもんだ。

 



23時55分、腹が……減った。再び栄養補給で冷蔵庫や冷凍庫を漁る。ガサガサガサ。タコ焼きを発見、助かった。

 

24時40分、疲れた。それぞれ外の空気を吸いにベランダへ。ツマはその後、キッチンで水タバコを一服。

 

25時……まー午前1時過ぎ、もうひと頑張りだと、共に作業に戻る。おキャットがそばで見守ってくれる。寝てるだけだけど。

 

26時、目が疲れる。点眼をする。もうそろそろ、区切りをつけるか。いや、まだいけそうだ、もう少しだけ。

 




27時、もはや何時かわからない。えーと、午前3時だ。まあ、こんなもんだろ、真剣に仕事してりゃ。

 

27時30分、オットが「よっしゃ、あとは一度休んでから」と、仕事を切り上げる。風呂に入るらしい。今日は一切酒を飲んでいない。あたりまえさ、真剣な仕事だからね。

 



28時、ツマも切り上げる。つ、疲れた。風呂に入ろう、あ〜ヨタヨタ。

 

そして、あがった後、こんな時間にわざわざ記録を残している。

しかし、更新するのは迷惑な時間なので、あとで起きた時にブログをアップしようと思う。

 

 

もうね、アナタおいで

よく、「こんな本作ろうぜー」って話から、実際に作っちゃったもんだわよ。

恐るべしチーム龍神だわよおいで

 

いやー、これはね、

コケるか大ヒットするかどっちかだろうね。

こんなのよく作ったよ、アハハハハ(←いや、ゲラ見てて本気で思ったわ)。

 

よく「記録より記憶に残る選手でありたい」なんてスポーツ選手が言うけど……

 

ワタスは記憶はもちろん記録にも残りたいのよ。

記憶だけでは食っていけないし、つまらん。やっぱり人生はゲームだからさ。

まあ、これまでおかげさまで売れてるんだけど、あわよくばあと2割上げたいね、実売(なんとリアルな)。

 

いやー、でも、これどっちに転ぶだろう?

ぜひともウケて欲しいもんだ。

 

さー、ひと眠りしたらゲラチェック、再開である。

 

さー、今から記録に残るぜ。

 

でわーんパー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと行き詰ったら、ここにヒントありかもよ下矢印

 

スピ界の暴露話でごめんなさいね。

悪いけど書いてるわ、あんなことこんなこと下矢印