あたい
タビー
見ての通り猫だわよ
えにしホースパークで
毎日と顔合わせて暮らしてるわ
あたいが暮らす
えにしホースパークには
猫ネコHORSEとかいう変な客がいるんだけど
この女があたいを見つけるとシツコイのよね
もう子供みたいにあたいを追っかけるのよ
なんでも
夏に自分の愛猫を亡くしたらしくてさ
20年以上も一緒に生きてきたからなんだろうけど~
生粋の猫好きなのはわかるんだけど~
シツコイのよね
だから
コイツに言ってやったわよ
最近なんかますますツンデレな白デカのコイツ
間違いっ
これは人間が食べる寿司ってやつだわ
なんで刺身だけにしないのかしら
猫にシャリは必要ないのにさ
そうそう
白デカツンデレに言ってやったの
おのでらくん
猫ネコHORSEの馬よ
少し前まで
ヤマトとか呼ばれてたんだけど
最近なぜか
おのでらくんなんて呼ばれてんのよ
まったくわけわかんないわ
んで
「ちょいと…おのでらくん、あんたの母ちゃんの猫ネコマジシツコイんだけどなんとかしなさいよ」
ってプンプン(●`ε´●)言ったらさ
あたいをじ~っと見つめて
「それは悪かったね、猫ネコはニャンコを見ると狂喜乱舞するんだ、陣之介が死んで寂しいのもあるかもしれないけど昔からそうさ」
(゜-゜)ふーん(-.-)そなの
「それにキミみたいに可愛い猫はいないよ、僕が猫なら間違いなく薔薇の花束と高級鰹節持って即プロポーズさ。カラオケで恋に落ちてをイングリッシュで熱唱しちゃうよ、どうでも良いけど猫ネコはイングリッシュマフィンが大好きさ、ついでに嫁に来ないかもオマケに1曲付けちゃうね、瀬戸はぁ~日暮れでぇ~…おっとこれは瀬戸の花嫁だった」
(///∇///)
な、何を言うのよ
コイツは
「突然変な事言ってごめんよ。でも今伝えたいんだ。猫ネコの事はうっちゃっといてかまわないが、実は今度、僕の大好きなぱぱがセンキョとかってのに出るんだ」
はぁ
「キミは鼻より(花より)美しいから…その美貌で猫の世界に宣伝してくれないかい仙台の若林区から出るんだ。キミがマスコットになってくれたらきっと良い結果が出るよ」
(*/□\*)
ま、まあ~
少しなら協力してあげても良いけどさ
いつもはツンデレなのに
なんだか変だわね
あたい
あんまり他の猫にお願い事とかしないのよ
でもまあ
仕方ないわ
ビリーやジョージに頼んであげる…
そうは言っても
素面じゃ頼みにくいから1杯飲んでから行くわ
ぴちゃぴちゃ
じゃ
行って来るわ
「ありがとう…キミはやっぱり素晴らしい猫だ。100匹の猫達に宣伝してくれたら僕のおやつの林檎にラブレタアを付けてプレゼントするよ。こないだ拾った硝子の欠片をアクセサリイにしてあげよう」
(*ノ▽ノ)
良くわからないけど…
何故だか悪い気はしないわね
良い感じに酔いも回ってきたし
今度こそ行くわ~
そしてタビーはビリーやジョージ達にセンキョの宣伝をしに行った一体何をどう宣伝するのかはわからんが…とにかくしに行った
一方その頃…
おのでらくんとぱぱは
シメシメ顔
「ぱぱ~、これで良かったかい」
「さすが我が子おのでらくん良くやった」
さしずめ
男同士こんな会話をしているに違いない…
ニャンコまで口説き上手
おのでらくん
恐るべし…