マッサン見てますか??? | 遠い空の彼方の青い海と白い砂


スコットランドの麦畑の風景です。

鴨井商店 なんとかウイスキーの販売までいきましたが 日本人には受け入れてもらえず苦悩

の日々のマッサンと鴨井の大将。

寿屋サントリーが初めて売り出した 国産初のウイスキー「白札」もたぶんこのような感じだ

ったのでしょう。

当時の日本と云えば 清酒と焼酎とビールと葡萄酒の時代でしたから アルコ―ル度数の高い

ウイスキーは とても飲みにくいお酒だったのではないかと思います。

そしてもひとつ 今の時代はカクテル(水割りもカクテルだからね)にして より美味しく飲む

工夫がされてハードリカーの消費が高くなっていますが その当時は ストレートで味わうこ

としか頭になかったのだから 飲みなれない高いアルコールのお酒は どうしても敬遠されが

ちで しかも ピート(泥炭=石炭のなりそこない)の独特の消毒液の香りは慣れていないので

美味しいものではなかったのですね。

マッサンがピートにこだわるのは 多分 ピートを強く使う蒸留所で勉強したからでしょう。

Jinkyuさんの好きなウイスキーにキャンベルタウンのスプリングバンクという銘柄があります

が 竹鶴政孝は その隣の蒸留所・ヘーゼルバーンで実習体験をしたようです。

この蒸留所は昭和初期に閉鎖されてしまいました。。。キャンベルタウンのウイスキーって

ピートはそんなに強くないんだけどなぁ。。。まぁマッサンの時代は30軒あったキャンベルタ

ウンの蒸留所も今は 2軒しか残ってないし その当時のウイスキーも今となれば ほぼ地球上

にはないので確認のしようもないけどね。

と・・・考えていくと・・・ウイスキーの事 知りたくなるでしょ。

と云うことで今日は 『jinkyuさんのウイスキー講座』を開催いたしましょう。

『jinkyuさんのウイスキー講座 その1 ウイスキーの作り方』

まずはウイスキーの作り方から簡単に説明します。

スコッチウイスキーですよ。

<1>大麦を水に浸し発芽させます。 これをモルトと云います。発芽大麦ですね。

<2>次に水を含んだモルトをストーブを炊いて乾燥させます。この時、ピートでの燻煙乾燥も

・ します。ピートの使用量でピートの強弱を調整するのですね。

<3>乾燥したモルトを破砕して煮て麦汁を煮だします。マッシュと云います。

<4>マッシュ後 酵母を添加して発酵させます。

・ ここまでビールとほぼ一緒です。

ビールはホップのフレーバーと密閉された設備で発酵して育成された炭酸を閉じ込めるので泡

ができます。

簡単に云えば

「ウイスキーはビールのホップをピートに変えて蒸留したもの」

簡単過ぎますよね。でもね そうなんだよ。

<5>発酵が終わったら いよいよ蒸留です。100℃より低い温度で蒸留することによって水と

・ アルコールの分離ができるのです。この時に使う蒸留器がポットスチルです。

・ マッサンにも出てきた銅で作られた「巨大なやかん」です。



・ 世界中 同じ形のものはありません。。。えっ・・・ポットスチルはどれも世界に一台だけ。

・ スコットランドの蒸留所はどこも造るウイスキーは…オンリーワンなのです。

<6>蒸留を2回してアルコール度数を高めます。1回目の蒸留を初留と云い 2回目の蒸留を再留

・ と云います。

・ 2回蒸留すると だいたい アルコールが60%前後の原酒となります。

<7>この原酒を樫樽に入れて貯蔵して樽から染み出た色や香りが年数と共に定着していきます。

・ これが熟成ですよね。 エイジングとも云います。

<8>熟成の度合いやマーケティング構想に従ってブレンドして商品化します。

・ このブレンドによって味が決まります。マッサンもやってましたよね。

これでウイスキーができてしまいました。

そんなに難しくないでしょ。

蒸留って手段とブレンドが微妙な欠点も解決してしまいます。 それに比べると日本酒は繊細

です。ちょっとした雑味が欠点になってしまうのですから。


サントリーの白秋蒸留所に行って樽貯蔵中のウヰスキーを

ティスティングした時 3年 5年 8年 12年と原酒の味見をしましたが そのままで美味しい

と感じたのは 8年でした。 

3年だと色も薄くエタノールのピリッとした味が過激で 原酒のままだと飲みたくないなぁって

感じ。

5年だと 色もいい感じについて見た目そそりますが 口の中でアルコールがボワッて蒸発する

感じで・・・う~ん 若いなぁ。

8年は 味も香りも丁度いい感じで このまま商品になるねって感じでした。

そして12年は 色も味も濃過ぎた感じがしました。

ニッカの余市に行った時 工場長が余市一番の特徴的な原酒

と云って樽から出してくれたウイスキーは 『なんてピートの強いウイスキーなんだろ』って

感想でした。

オークニー島のハイランドパークやアイラ島のボウモア以上にピートが強く どちらかと云う

とアイラ島のカリラくらいのピートの強さを感じました。・・・マッサンを見ててマッサンが

ピートピートってこだわることが ここでつながって『なぁるほど~』って思った次第です。

これが竹鶴政孝なんだと マッサンに教えられた気がしました。

次回は・・・『モルトウイスキーとブレンドウイスキー』でいかがでしょうか。