高専3年生の息子がバイクの免許を取りたいと言っていることは前にも書いた。
しかし、その動機が単に「バイクに興味がある」「バイクに乗りたい」ということではなく、今入っている学校の寮から出て自宅から通学したいのだが、電車での通学は色々不便があるので、学校が認めている小型バイクでの通学をしたい、という「不純」(笑)な動機であった。
親としては心配する気持ちもあるが、バイクに多少なりとも乗るものとして、バイクの危険性はもちろんだが、反対にバイクの素晴らしさもわかっているつもりだから無下に反対はしないが…
「乗りたい!」というなら教習代を出してやってもいいし、GNを貸して(与えて」やってもいい、大事に乗ってもらえるなら。
今年の夏休みも高専は普通の高校と違って9月一杯まであるらしい。
それなら二輪の免許を取るくらいなら十分だ。
教習所に入る前に高専に申請書を提出しないといけないらしいから、それを貰ってくるようにって言ってたのに「忘れた、忘れた」っていうもんだから「本当に取る気あんの?」ってあきれて、ほったらかしにしていたらある日「貰って来た」っていうんで、いよいよ坂出自動車学校に申し込みに行くことにした。
前に高専の先生に確認したときは
「当校は基本的に生徒の免許取得に関しては事前に申請をすれば、禁止はしない。ただ、通学を前提とする場合は小型2輪の免許しか認めない」と言われた。
学校の規則として小型2輪までのバイクでのみ通学を認めているからというのであるが、それなら通学には小型バイクを使うとしても通学以外のプライベートで中型、大型に乗るのは問題ないのでは?
そう疑問をぶつけてみると「中型、大型の免許を認めると学校に乗ってくる者が出てくるから…」とよくわからない返答であった。
だったら駐輪場を見回って小型以外のバイクを取り締まればいいだけの話じゃないの?
それなら通学目的と言わずに普通2輪取ってしまえばいいじゃん!と思ってたら、息子が言うには、今度は4年生からでないと普通(中型)2輪は取れないと言われたらしい。
どうも話が違ってきているが、仕方がない。
とりあえず小型から取ってそのうち限定解除すればいい。
私の時がそうだったように(笑)
そしてやってきました坂出自動車学校!
もうここには何度も通って来たんで事務員さんとも顔なじみ。
「今日は前からお願いしてた息子の免許の件で来ました~」
「あ、はい!ではこちらにどうぞ!」
というわけでカウンターに座って色々手続きを進めていく。
実はこの時点で「住民票」を用意で来てなかったのだが、後日でいいとのこと。
コースはベーシックコースを選択。
小型の教習は10時間ほどしかないからそれで充分、学科の方は今はオンデマンド方式で自宅でパソコンやタブレットで受けるのが主流になっているとか。
その代わり、明らかに寝ているとか、スマホをいじっているとか、席を外しているなどの行為をAIが感知するとその授業は無効になるそうな(笑)
お友達紹介カードなるものを貰っていたので少しは割引になったが、約12万円也。
せっかくだから教習車をちょっと体験させてもらうことに。
息子は私と同じくらいの身長(156センチ)しかない。
う~ん…もう少し身長が伸びて欲しかったんだが…
私のDNAだろうか…
すまぬ、許せ…
これからも背の低いことでコンプレックスに悩まされるだろうが、それを乗り越えて生きてゆくしかないのだ。
こっちは両足ツンツンで「怖い!」って。
シート高はそれほど変わらないはずなんだが、重量が100キロ近く重いからかな?
「俺はこれで大型取ったんだぞ!」ってちょっとドヤ顔(笑)
私のDNAの責任として、せめてもの罪滅ぼしにワイルドウイングの厚底シューズを買ってやった。
私とおそろいだ(笑)サイズは私より少し大きい25cm。
靴以外も私のお下がりだが、ヘルメット、ライディングジャケット、プロテクター、グローブなどを与えた。
ということで息子の入校が決まった。
体格は私と変わらないが、なんといっても若いから私ほど苦労はしないだろう。
私は小型も中型も本当に苦労したんで、あまりアドバイス的な事を偉そうにいうのはちょっと気が引ける(笑)
さて、スムーズに免許取得となるのか?