まさか、ここまでの惨事になるとは・・・・ | Jinkhairのバイカーへの道

Jinkhairのバイカーへの道

こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

日曜日の昼間、おばあちゃんに公園に連れて行ってもらって遊び疲れ、スヤスヤと眠る我が子、その愛らしい寝顔を眺めながらこれを書いている。


あの大震災の前夜には被害を受けた東北、関東地方の人々の家庭もこんな当たり前の平和と幸せがあったはずだ。

それをあの大震災が、大津波がそんな家庭の団らんを、築き上げた家々を、財産を、何より尊い命を情け容赦なく奪い去った。


地震発生時よりずっとテレビでその経過を見守っていた。
地震に津波というのは誰でも分かっていたこと、しかしまさかあれほどの規模の大津波が押し寄せるとは・・・・・。

興味本位で「大げさに大津波警報と言っても岸壁を少々越えるくらいだろう」とテレビ中継を見ていた僕らはその後映し出される衝撃の映像に戦慄するよりなかった。

真っ黒い、がれきを巻き込んだ悪魔のような水が、畑を、ビニールハウスを家を、そして逃げ惑う車を今この瞬間に瞬く間に飲み込んでいく。
その勢いはなかなか止まらない。
今正にこの瞬間多くの人が亡くなっている!
あまりにもその光景は凄惨であった。


こちらの人々もまさかこれほどの津波が訪れるとは予想してなかったのではないか、それは青森八戸港で津波到達直前まで岸壁で様子を見ていた人が何人かいたことでも分かる、その岸壁は数十分後、数メートルの大津波に飲まれてしまった。


非常に多くの人々が大切な家族を失ったり、行方が掴めずにいる。
父、母、兄弟、姉妹、娘、息子、孫、友人、同僚・・・・。
絶望にくれながら、ほんのわずかな希望をかけて大切な人を探す多くの人、その心中はいかばかりであろう。


阪神淡路大震災の時、固定電話が不通になり、当時それほど普及していなかった携帯電話が活躍したと言うことがあって、それ以降携帯電話は爆発的に普及、発展してきた。しかしこの肝心な大災害でその通信機能が失われたとは皮肉な限りだ。
ゲームなど余計な機能の開発もいいが、肝心の通信機能の強化を各携帯キャリアには望むところである。

ここが復興するのに一体どれほどの年月がかかることだろう、阪神淡路大震災で被災された方に誤解を招いてはいけないが、あの時は崩れた家屋を撤去すればその場で復興するということは大変ではあったが可能であった。
しかし、今回は家屋は全く違う場所に押し流され、元々の地形そのものが変わってしまっている。
地震により地盤が沈下したことにより、水が引かない。
湖のようになってしまい、後何年もかかるという専門家の意見もある。
そして途方もないがれきの量。


また、原発も気にかかる。
本格的に放射能漏れが起きたらかなりの広範囲に渡ってもう人は住めなくなる。


遠く離れた僕らに出来ることは限られているが、募金等で少しでも力になれたら・・・・。


自然に対する人間の力はあまりにも非力だ、しかしこれまで人類が長い間築きあげた歴史からも分かるように、一人ではなく多くの人間が長い年月をかけてコツコツと生み出す力は偉大だ、亡くなられた方々の冥福を祈り、一人でも多くの行方不明者の発見、救出を祈り、残された人々の再起を祈りたい。