最近、思春期ビジパ学園というYoutubeチャンネルをよくみているのですが
じわじわと侵食されており、ああ、自分の興味関心が変わってきているなと思う今日この頃です。
今、会社をやっていて、成長戦略よりも生存戦略にアンテナが高いという自分自身に気づいたのですが
あれだけ、市場価値やら自己成長やらに関心をいただいていたはずの自分が
「なんとなくここ(ポジション)じゃないかも」と思い始めているのです。
こんな話をすると、ふと思い出されるのが学生時代の知人・友人。
学生の頃は、みんなで一旗あげようぜ〜、TOP of TOP目指すぜ!なんて言っていた割に
気づけば皆が家族を持ち、子どもができ、その結果、
「仕事やキャリアよりも大事なことがあるよね〜」
なんてモードになっていたりで、心底がっかりしたことがありました(4-5年前くらいに)
気づけば、自分もそうなのか?と思えるような心境の変化で、もしかしたら
彼らは「仕事やキャリアを諦めた」のではなく、優先順位が変わっただけ?
もしかしたら、興味・関心が変わっただけなのかも?と思ったりしました。
少なくもとも今の自分はちょっとそれに近くて
学校法人経営をしていて、なんだかそれが面白くなってきてしまったのです。
そこは、KPIやROIとはほど遠い、人間味溢れるディープな世界。
この学校の世界をよくするためには、その世界にいる人たちを「どう生かせるのか?」にかかっていて
究極的に問われるものは「人間力」という、なんともふわっとした力。
論理や数字では人が動かないからこそ、1人1人に向き合い
人間としての良いところも、悪いところも、受け入れる。違いを認める。
その上で、ブレないところはブレないという信念を持ちながら逃げずに戦う。
なんかそういう力を培うことが、1人の人間としての豊かさを作っているように思えてならないのです。
話は戻って、そんなことを体験してしまうと
ビジネスの世界で戦うことを単なるゲームとして捉えることには限界を感じていて
まだそのゲームには一定の面白さがあるけど、もっと面白いゲームを別で見つけてしまった、そんな感覚なのです。
先生たちに越境的な学びが必要と言われる昨今ですが
先生だけでなく、ビジネスパーソンにも同じことが言えるよなと最近思います。
本当にすごいビジネスリーダーはリベラルアーツやアートや哲学を学んでいますが
その意味が少しだけ分かった気がする。
まだまだカントやニーチェの本を手に取るレベルにはいけていないのだけど
文化人類学や発達心理学に興味を持つ日はそう遠くない気がしてます。