昨晩、9時30分に、2泊3日の沖縄ツーリングを終えて、20度を超える気温の温かい
沖縄から摂氏4度の真冬の関空に帰ってきた。この温度差はさすがに身体に堪える。
朝から体調がよろしくないが、忘れないうちに楽しかった沖縄ツーリングの記録を
残しておくことにしよう。
一日目、空港からモノレールで移動し、レンタルバイク屋の送迎で店に行き、レンタ
ルのバイクの手続きを済ませた。ちなみに借りたバイクはカワサキW800。
以前から一度乗ってみたかったバイクである。実際に乗ってみるとパワーはないが、
排気音が素晴らしく、なかなか味のあるバイクである。とにかく車体が美しいバイクだ。
宿泊先のホテルに荷物を預けた後、ジャッキーステーキという有名なステーキレス
トランでランチ。200gのサローインステーキは脂身がなく、すごく柔らかい。
さすがに超有人気店だけあって満員状態であった。
食後、ひめゆりの塔に立ち寄り、献花をする。
子供の頃から、この痛ましい悲劇のことを読んだり聞いたりして、知ってはいたが、
塔の下の洞窟を実際に見ると本当に痛ましく切ない気持ちになる。
少女達を積極的に戦場に向かわせたあの時代の「皇民化教育」の恐ろしさを思い知
らされる。彼女たちは敵国に殺されたというより、自国の権力者に殺されたと言える
のではないかと思う。沖縄自体が本土の捨石として見殺しにされ、犠牲になったと
以前から考えている私にとって、最近、右傾化の方向に向かいつつあるこの国は、
また同じ道を歩もうとしているのだろうかと、少し重苦しい気分になる。
「ひめゆりの党」の近隣のお土産物店
気を取り直し、沖縄南部の南部の海岸沿いを走っている国道331号を目指ざして走る。
青い海を横目に太陽の温かい日差しを受けて、最高のツーリングを楽しむ、
道幅は広く、両側は畑、民家がほとんどで車は少ない。
その国道331号から知念村のニライカナイ橋を上る。
このスポットは知らなかったが、海と空の境界が分からないくらいで、まるで空中を走
っているような錯覚に陥る素晴らしい道路であった。
ニライカナイ橋を通り過ぎ、しばらく行くと「カフェくるくま」ののぼりが見えて
くる。これもまた絶景である。知念半島の高台にあり太平洋が一望できる素晴らしい
ロケーションであった。東側からなので、日の出が素晴らしく美しいという。
写真が展示されていた。しばし、テラスでマンゴを食べて、休憩する。
夜は宿泊先のホテルから国際通りを徒歩で歩き、土産物屋などを覗きながら
「さかなや厨房 海山味」にて食事。
舟盛+料理6品+3時間飲み放題で、なんと驚きの2980円!
食事の後は、例によって那覇の盛り場で弾けたのは言うまでもない。