地獄の謝肉祭
80年 イタリア 97分 「CANNIBAL APOCALYPSE」
「一度喰ったら忘れられない・・・。今、再び始まる血肉の饗宴!」
ベトナムの戦地で捕虜救出の任務に就いたノーマン大尉は、激しい銃撃戦の末に監禁された2人の米軍兵士、チャーリーとトミーを発見する。しかし、疲労と飢えで錯乱状態の2人は、銃撃戦で負傷したベトナム女性を囚われている穴に引きずり込み、その肉に喰らい付くのだった。果ては救いの手を差し伸べたノーマンの腕にも喰らい付く。。。。。地獄の戦場から帰還し、平穏な日々を取り戻したノーマンであったが、ある日病院を退院したチャーリーが映画館で女性に噛み付き、追い込まれたスーパーでチンピラと警備員を撃ち殺すという事件が起こる。警官に取り囲まれたチャーリーを投降させるためにノーマンは元上官であることを警官に伝え、チャーリーを説得、成功するが、再び精神病院に送り込まれるチャーリーは、そこでトミーと再会、2人はそこで狂犬病の患者のように暴れ、トミーは看護師へレンの太腿に噛み付き負傷させる。その頃、ノーマンにも異変が起きつつあった。戦場で噛み付かれたことが原因なのか、カニバリズム(食人嗜好)の妄想に取り付かれるようになってきたのだ。やがて、ヘレンにも感染の症状が現れ医者に襲い掛かりチャーリーとトミーを病院から連れ出す。何かに引き寄せられるようにノーマンもそれに合流、彼らの警察からの逃避行が始まるのだった。。。
まずは、このチラシがかっこいいのよ~ん。。。
B5判×2の大きさで迫力があるのです。。。いかす~
さて、「ゾンビ」や「サンゲリア」のあとに続けと、
公開されたイタリア残酷ホラー映画であります。
死んでゾンビになるのでは無く、
生きた人間が人食い嗜好の伝染病にかかっていくのが、
当時としては新味のあるところです。
なぜか、感染したもん同士は仲良しさんみたいになって、
連れもって動き回るんですな。。。
いわゆる伝染病なもんでそれを知って悪いことをしている意識は
あるようで、必死になって警察の手から逃れようとします。
特殊効果はルチオ・フルチ映画に欠かせないジャネット・デ・ロッシ。
クライマックスでチャーリーがショットガンで撃たれるシーンは
歴史に残る名シーン。。。お腹ぽっかり向こう側が見える
最近ではよく見かけるシーンたけども、
当時はえらいショックを受けたもんでございます。。。
ショットガンでぽっかり空いたおなか。。。斬新でした