今回のおすすめ「ONE TAKE ONLY ワン・テイク・オンリー」
いやあ、かっこいい。スタイリッシュ。
「レイン」に続いて、相変わらずのノリが出てきてるのかな。
バワリット・モングコンビシットが全く逆転のキャラを演じるんだけど、日本人っぽい顔立ちしてるから、別の意味で違和感があった。
のっけからハードボイルドなのか、と思いきや、「なるほど、へ~。」
とにかく、ワナチャダ・シワボーンチャイのかわいいこと。国際結婚してもいいなあ、と思っちゃう。
タイ国そのものは第三に近いイメージが払拭されない部分もすごくあるんだけど、芸術的な感性と、映像のドライブ感は見事なものだ。

製作も手がけたオキサイド・バンの監督作品として、申し分ない出来にはなっている。
撮影のデーチャー・スゥイーマントラは相当慣れた人らしい。結構なカメラワークを見せてくれる。
音楽はオレンジミュージック。こんなかっこいいグループがタイにはいるんだ。


タイトルの由来は映画が殆どテイク1だけで進んだせいだ


けど・・・
馬鹿男に惹かれていく馬鹿女。なんか、シチュエーションもどっかで聞いたありきたり。
ワナチャダのベッドシーンは吹き替え(個人的には安心したけど)
バワリットのオナニーシーンもあまり楽しくない。ちゅか、しつこいかな。
ワナチャダ、死ななくてもよかったんでは?
で、どっか、日本の昭和30年代を思い出させる建物群は、きっと現実なんだろうけど、なんだか現代を感じにくい。もちっと嘘ついても良かったのかなあ・・・。


みたいな感じで、60点。


最後に言うけど、ちょーカック良い映画。