大腸内視鏡検査 | 青空の下のつぶやき ~子宮頸がんのあとに~

青空の下のつぶやき ~子宮頸がんのあとに~

2014年9月 子宮頸がん(腺扁平上皮癌1b1期)で広汎子宮全摘手術(両卵巣摘出、リンパ節郭清)を受けました。

 

今年の健康診断で1つだけひっかかってしまった。

「大腸がん検診」だ。

2回のうち1回で「便潜血反応」が陽性となった。

 

何もひっかからないと思っていたので結構ショックだった。

ただ、心当たりは何となくあったので、それほどではなかったが。

 

年齢も年齢だし、一度やっておいた方がいいということで大腸内視鏡検査を受けることになった。

 

結果は問題なし。

ポリープ1つないきれいな大腸だった。

 

やはり思ったとおり「ぢ」が原因だろう。

便を採った時期、便が硬めでちょっと痛かったし、その後、紙に鮮血がついたこともあった。

 

 

 

恐らく問題ないだろうと思っていたけれど、あの検査をするのか~、とかなりブルーになった。

食事制限があったり、2リットルの液体を飲まなければいけなかったり。

 

1時間1リットルのペースで、経口腸管洗浄剤「ニフレック」2リットルを飲むよう言われた。

はやく腸をきれいにして、はやく検査して、はやく帰ろ~と思って気合いを入れた。

塩味の強いスポーツドリンクってとこだろうか。

ゆっくり読書ができるわと思っていたけれど、そんな余裕はなかった。

 

1時間過ぎて、まだ1リットルは飲めていない。

だんだんむかむかしてきて、何だか嫌な予感。

実は、前日から頭痛がしていて、頭痛のときは胃に水分がたまり、吐きやすい状態になるのだ。

今吐いたら、これまで我慢して飲んだのがすべて無駄になる。

吐かないようにちょびちょび続けていたが、1リットル余り飲んだところでゲボ~。

吐いた後はとってもむなしい気分になるのだけれど、今回は最高にむなしかった。

こんな嫌な思いして、結局腸がきれいにならなくて、検査できなかったらどうしよう、と涙目。

 

看護師さんに伝えると、ちょっと休んでからにしましょうか、とのこと。

その後、ちょびちょび飲んだが、先生に便の様子を聞かれ、まだ完全な状態ではないけれど、検査をすることになった。

500mlくらいは残っていたし、500ml以上は吐いたと思うので、結局1リットル弱しか体に入っていない。

 

しかし、検査をすると腸内はきれいな状態になっていた。

食事制限がよかったのだろうか。

前日の食事について前もって注意を受けていたが、2日前から野菜は食べず、消化のいいものだけにしておいた。

 

検査は、痛み止めの注射をしているし、カメラが通ることはまったく苦ではなかった。

ただ、痛み止めの注射でちょっと気分が悪くなっているのと、カメラを通りやすくするために、看護師さんにお腹を強く押されたのとで、また吐き気を催し、検査中にも少しゲボ~。

 

とりあえず、一番奥までカメラを入れるのが大変らしい。

あとは、ちょっとずつ引きながら、詳しく見ていく。

最後は自分の肛門を内側から見せてくれて面白かった。

 

まあ、結果がよかったので、今となっては軽く語れるけどね。

 

 

 

子宮頸がんの手術後、ずっと疑問に思っていたことがある。

術後、便が太くなったのだが、これは子宮があったところを腸が埋めて、腸がのびのびしているのか。

大腸の専門家に聞こうと思っていたけれど、忘れてしまった…。