本日は、速読の二回目です。
『理解し難い文章を速読できるか?』
この質問の表現を少し変えてみると、
『理解し難い文章を、速読で読むと、理解することができるようになるか?』
こちらの方が、皆さんの期待に応える質問かもしれません。
答えは、「ノー」です。
ゆっくり読んで、理解できない文章を、速読で読んでも理解できません。
つまり、速読は、理解度を保ったまま、速さが変わるだけです。
しかし、速読ができるようになると、集中力が上がります。
ぼや~として読んでいた状態から、集中した状態で読むことになりますので、
その分理解度も上がります。
そして、最も速読が効果を発揮するのが、繰り返し読む時です。
一度読んで、分からなかった文章も、二度、三度読めば分かることがありますね。
そんな時に、速読で繰り返し読んでいれば、時間の短縮効果は計り知れません。
たとえ、まだ初心者レベルの2倍(分速800~1000字)程度の速読でも、
これまで10分かかっていた国語の問題文を5分で読むことができれば、
2回読みで合計10分の短縮です。
次回は、もう一度、文章の読み方に戻ります。
ただ読んで、頭に入らない読み方から、
考える読み方へ変わる方法をお話してきましたが、
次回は、より実戦的に使える方法をお話させていただきます!