転院 2019.7.22 | 5歳娘 脳腫瘍でお空へ ずっとずっとあいしてる

5歳娘 脳腫瘍でお空へ ずっとずっとあいしてる

娘、4歳の夏、脳幹部のグリオーマDIPG になりました
頑張りぬいた娘の姿と家族の日常を綴ります
病気の周知と治療法の発展を願って!
ブログに助けられました
このブログがどなたかのお役に立てれば幸いです

緊急入院の翌日

脳腫瘍に対応してくれる病院に転院することになりました。

 

転院には数日かかるかもと言われていましたが、翌朝には受け入れのお返事がありました。

病気発覚は7月21日で、ちょうど夏休みに入る時。

長期お休みの予約入院で病床は満床に近く、実際に受け入れは難しかったそうです。

娘の病気と病状を考えベットを確保してくれたそうです。

それだけ、娘は緊急だったということです。

 

移動前に入院と退院の手続きをすることになり娘と一緒に行きました。

手続きを終え、病院内のコンビニへ。

車椅子の娘は嬉しそうにお買い物です。

でも

「これはパパの!これはママの!これはrai(弟)の!」

と、自分の物ではなく家族の物ばかり選ぶ娘。

辛いはずなのに優しさ溢れる娘に涙が出てきました。

 

転院移動は救急車でした。

と言ってもサイレンは鳴らさずに移動する救急車です。

この移動でも娘は“らしさ”を発揮しました。

移動担当の方がストレッチャーを持って病室まで来てくださったのですが

娘は「乗らない!」と言うのです。

そして、ふらつきながらも、手すりを使って歩いて移動していました。

担当の方は何度も勧めてくれたのですが…

 

できる限りは自分でやるんだ!という娘の姿。

とても娘らしくて、母は励まされ、笑ってしまいました。

本当に本当に凄い子です。

 

同居の養父が3か月前に救急搬送された時

救急隊員さんを羨望の眼差しで見つめていた娘。

その救急車が、娘を乗せるためにスタンバイしている。

不謹慎で申し訳ないのですが

もう、これは、この貴重な経験を楽しむしかないと思いました。

母が不安な顔を見せていたら娘も不安になってしまう。

これからの生活、こうしていこう!と腹をくくりました。

 

 

 

自分で乗り込む娘の姿。

転院先の病院は自宅の近所です。

窓からは娘の見慣れた光景もあり

移動中も楽しく話をしながら向かいました。

 

病院に到着。

救急搬送口から入りました。

ここでも娘はストレッチャーには乗らず、できる限り自分で移動しました。

 

そして、ここから二ヶ月半ほどお世話になる

小児科病棟に到着しました。