期待されていた村上春樹と違って、カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞した。

日本の報道に触れていると、村上春樹が期待されていること一色になってしまうのだが、

世の中には素晴らしい作家がたくさんいることを改めて思い出した

世界中の作家から年に一人しか選ばれない賞をいつ取れるかなんて、どんなすごい作家にもやっぱり分からないものなんじゃないのか、とも思う。

 

書くということはとてもありふれた行為で、文字を覚えた人間に道具あればいつでも書けてしまう。

砂の上に木の枝を引いても書くことができるぐらいだ。

それなのに、良い文書を書くこと、書いたものが伝えたい通りに伝わることは非常に難しい。

誰にでもできることなのに、その結果できるものに雲泥の差ができるというのは走ることや料理なんかも同じかもしれない。

それなのに書くことは以前人気を増すばかりだ。ブログやツイッターのおかげで、書く人は歴史上もっとも多いのではないかと思う。僕もまぁそのうちの一人だけど。

 

書くことは驚くほど自分が出てくるし、自分でも気が付かない自分が表れてくる。悩み事や抱えている問題について書くだけで95%のことは要点がクリアーになって、気持ちが楽になる。

例えそれが解決しなくても、解決したかのように気持ちが解放される。そんな背景もあって、人は物を書き、この先もずっと書き続けていくのではないかと思う。