『スマホ脳』の著者、ハンセンさんの言葉です

 

 

 

 

深刻になり過ぎる必要はありませんが

 

いちおう「1つの視点」としてね

 

 

 

 

 

 

私もときおり

 

意識してスマホから離れる時間

 

をとるようにしてしていますが

 

 

 

 

これはシンプルに

 

「そうしたいから」

 

ですw

 

 

 

 

 

我が家ーの長男ですが

 

「スマホは大学生になったらいくらでもやればいいよ」

 

と中学時代から私から言ってまして

 

 

 

長男も

 

「そんなもんかな」

 

と受け入れたようです

 

 

 

スマホが世に出て12年くらいでしょうか

 

まだ、スマホによるメリット、デメリットは確定していません

 

 

 

手探りですが、少なくとも

 

スマホがなくても生活できる

 

という原点は、中年の私たちは知っているわけですw

 

 

 

ですので、子どもに

 

「スマホがなくてもなかなかけっこう大丈夫だよw」

 

っていう体験をしてもらえたらなあって

 

ささやかに感じていますw

 

 

 

スマホうんぬん以前に

 

他者と積極的に関わってみよう

触れてみよう

おしゃべりしよう

 

ってことは

 

 

 

ガイドさんから耳にタコができるくらい、繰り返し言われていました

 

 

 

 

 

 

以下

 

「スマホ依存」はどれだけ人間の脳と知性を破壊しているか

子供にスマホを与えなかったジョブズとシリコンバレーの偽善

2021.5.19(水)

 

より抜粋です

 

 

 

アンデシュ・ハンセン氏:

 

人間の脳は、考えたり、心地よいと感じたりするためにあるのではなく「生存のため」にあります。

狩猟・採集をしていた時代と現代社会とでは、人間のライフスタイルは大きく違います。

しかし、生物学的には人間の脳は変わっていません。

 

私たちの脳は、デジタル社会に適応するようにできていないんです。




(アンデシュ・ハンセン氏)



私たちはスマホを気にしないで1日を過ごすことは、もうできなくなっています。

新しいニュースがあるかもしれない、メールやメッセージが来ているかもしれない。

 

ドーパミンは、この「かもしれない」という期待に反応します。

 

 

 

「ある音が聞こえたらジュースがもらえる」というマウスの実験があります。

マウスのドーパミンレベルは、実はジュースをもらって飲んでいる時ではなく、音を聞いた時に上昇します。

さらに、音が聞こえてもジュースが「時々しかもらえない」方が、ドーパミンの量が増えました。

脳はこの「恐らくもらえるだろう」という状況が好きで、だから「当たるかもしれない、当たる可能性がある」と期待するギャンブルを好みます。

 

しかし、この「もしかしたら〜かもしれない」という不確かな結果への偏愛は、デジタル社会ではネガティブな影響をもたらします。


例えばSNSに写真を投稿したら、友だちが「いいね」を押してくれているか、何か更新がないか、スマホを手に取って確かめたいという衝動をよりかき立てます。

「いいね」が増えたかもしれないから見てみようと思うのは「ポーカーをもう1ゲームだけ、次こそ勝てるはず」というのと同じメカニズムなんです。
 

WHO(世界保健機関)は、生まれてから最初の数年で脳が大きく発達するので、5歳以下の子供はデジタル・デバイスの使用に注意すべきだと警告しています。

スウェーデンでは、この20年で睡眠障害の若者が11倍に増加しました。

ある調査によると若者の約3分の1が、スマホをベッドの中に入れて寝ています。(サイドテーブルに置くのではなく!)

生まれてからずっとスマホが手元にあるような子供や若者への長期的な影響には特に注意し、心身へのリスクを回避する必要があります。

 

 

 

自分の子供にiPadの使用を制限したジョブズ


衝撃的なのは、これらの(スマホ関連の)商品を提供しているIT企業の幹部たちが自分たちは非常に注意深く、スマホやタブレット端末を使用しているということです。

自分の子供にはスマホを与えていません。

アップルの創業者スティーブ・ジョブズは世の中にiPadの素晴らしさを説きましたが、自分の子供にはiPadに触る時間を厳しく制限し、しかもそのことを黙っていました。

 

マイクロソフト社のビル・ゲイツも、自分の子どもが14歳になるまでスマホを持たせませんでした。

 

アップル社のCEOティム・クックは、「もしあなたが人の目よりスマホを見ている時間が長いなら、それは間違ったことだ」と発言しました。

つまりアップル社の製品を使い過ぎるな、と言っているんです。

「いいね」ボタンを開発したジャスティン・ローゼンスタインは、ヘロインに匹敵する依存性があるとして自分のスマホに使用を制限するアプリをインストールしたと明かしています。

そして、後悔したようにこう言っています。「製品を作る時には最善を尽くしたが、その思ってもみなかったような悪影響に気づいたのは後になってからだ」と。

テクノロジーに精通している人ほど、そのネガティブな影響を知っています。

なんという偽善でしょうか。

シリコンバレーのエリートたちは毎学期2万ドル、3万ドルもの学費をかけて、スマホを遠ざけてくれる学校に自分の子どもたちを通わせているのですから。

 

 

 

 

スマホの負の影響に飲み込まれない方法


睡眠や運動、人と会うことはもっとも重要なことです。

だから、寝なくなり、運動しなくなり、実際に人と対面する機会も減ると、不安やうつになりやすくなります。

 

大事なことは「スマホで何をするのか」ではなく、「スマホを使うことによって何をしなくなるのか」なのです。

SNS上で自分と他人を比較することが大きなストレスになります。


人間は150人くらいのコミュニティの中の、さらに20~30人との比較の中で生きてきました。

しかし、SNSによってヒエラルキーの形成や認識をする対象の人数が激増し、他人の体型や成功、お金、持ち物すべてがあなたを脅かすようになりました。

本当は、それは人生そのものではなく、見かけの一面に過ぎないのですが、それは10代や20代の若い人にはわからないかもしれない。

みんなが自分より賢く、美しく、成功しているように感じてしまう。

 

 

 

(スマホ依存を描いたバンクシーの作品)

 

 

 

私自身もスマホなしでは生活できませんが、よく眠り、集中力を高めて、元気に過ごしたい人は、例えば次のようなことをやってみてください。
 

・自分のスマホの利用時間を把握する
・集中したい時は別の部屋に置く
・人と会っている時はスマホを遠ざけて目の前の相手に集中する
・学習能力が低下するので教室では使わない
・寝る時には電源を切る
・SNSでは積極的に交流したい人だけフォローする