最後の1月。いよいよです。
全ての努力の集大成。
そう、千葉入試本番の月です。
娘ちゃんの去年の1月はこんな感じでした。
我が家は東京無しで千葉三連戦週（1/20の週）で終わりの予定でしたが、結局市川第二回（2/4）を追加で受ける事になったので、結構長丁場になりました。
その期間中を大別すると以下となり、様子も異なりますので、それぞれコメントします。
①千葉三連戦まで（1/19まで）
②千葉三連戦中（1/20週）
③千葉三連戦〜市川第二回まで（2/4まで）
①千葉三連戦まで
まずは前回述べた通り、市進の年明けの正月特訓をカットしました。（冬期講習は全て参加しました）
理由は手つかずの市川過去問に集中するためです。
そして、学校も1月2週目から千葉三連戦終わるまで全休にしたので結構時間が取れました。
新品の市川の過去問をやりまくります。
私は月の半分がリモートワークなので、1月は前半に集中出社して出社を全て消化、その間は朝に過去問用意して出社、夕方早めに帰宅して採点・解説・解き直し。
本番1週前からリモートにして過去問と市川対策プリントの実施箇所を指示して最終調整の手伝い。
千葉三連戦は全休で付き添い。
という万全の体制を敷いて臨みます。
融通が効く職場で良かった。
一応江戸取は複数回受験で申込みしていたので、特待狙い＆私立型前受を兼ねて17に受けますが、対策時間は無いので前日に一度だけ私立型の過去問やって本番に臨みました。
かなり大幅に合格ラインを超えていたので特待期待しましたが流石にダメでした。
でも2度目の医科コース普通合格となります。
東邦一志の大惨敗以来久しぶりの私立型の試験となりましたが、嫌な流れを断ち切って本番に向けて気分アゲアゲとなりました。
市進の授業と学習日程カレンダーは最後までやりきりました。
クラス内では個別指導に軸足を移して授業に来ない子も出てきてました。
そしてそんな中、メインの市川過去問祭りですが、芳しくありません。
マイナス10台でビタッと張り付いて負け続けます。。
「もうやめて！我が家のHPはもうゼロよ！」
と心が折れかけていた本番5日前に突然覚醒してプラス30点ぐらいの余裕合格ラインに変化します。
コレ以降、市川のどんな試験も東邦のお取り置きしてた試験も一番相性最悪の筈の秀英午後特も何をやっても楽勝で合格ラインを超え出します。
我が家は過去問周回しなかったので全て初見の問題です。
理由は明白で、算数が突然ミスしなくなり取るべき問題を取るように化けてマイナスを出さなくなったためです。
この頃の詳細はコチラ
キッカケもクソもなく突然の出来事でした。
ここに至るまでの助走が本当に長かったので、まるで合格したかの様に娘ちゃんと飼い犬ちゃんとパリピのように踊り明かしたのを覚えています。
伴走中テンション爆上げランキングは
東邦合格＞過去問覚醒＞12月江戸取合格＞市川合格
という感じで本当に嬉しくて二人して毎日狂喜乱舞でした。
本当に最後まで伸びるというのを体験しました。
小学生には伸びしろしかないなと心底実感しました。
後は娘ちゃんさんは朝が大変弱くてらっしゃるので、21時台に寝て6時に起きるという本試験に向けた体内時計調整もこの期間に行いました。
おかげで本番当日は試験会場の別れの時にシャキッとしてました。
そしてついに3連戦本番に入ります
②千葉三連戦中
3連戦中は試験後に市進に行って自己採点して、模範解答貰って帰ります。
家でそれを見ながら間違えたとこを解説して解き直ししました。
後は今までにやった過去問ノートの分析を読み返して気を引き締めたり、ウイングⅣや市川の社会みたいなプリントを軽くやって過ごしてました。
とにかく体調を整えるのが最優先で、勉強は超軽めの馬ナリでという感じです。
20時台には寝てました。
順序は
20日 市川試験
21日 東邦大東邦試験
22日 昭和秀英試験
市川合格発表
23日 東邦大東邦合格発表
24日 東葛2次試験
昭和秀英合格発表
となるので、22日の試験待機中のお昼の市川合格発表がドラマですw
我々はココで落ちて悶絶しました。
そして翌日の東邦大東邦の発表。
我々はココで中受最大の歓喜を上げることになりました。
この2日間の精神上げ下げは中々のものです、存分に味わって下さい。ドラマ中のドラマです。
正直23日で大団円を迎えたので、24日は引率が嫁さんだった事もあり、全く印象にありません。
一応23日の1日だけ、東葛2次の過去問を2回解きました。この時点で100点弱くらい取れるようになっていました、慣れたようです。
本番は100何点か取りましたが、一次試験が低かったので落ちました。
千葉三連戦とはいえ、芝柏併願したり、我が家のように東葛もやった場合5連戦になります。
大抵のお子さんの集中力の限界を超える事になるのでよくよく考えて出願してください。
うちはそれもあって秀英と芝柏どちらかにして1日空けようと言ってこうなりました。
なので、この期間はホントに軽い調整じゃないと本番に差し障ると思います。
自己採点もクラスの半分強の子しか塾に来てやってなかったみたいです。
うちは真面目に毎日試験後に行かせました。
まあ、どれくらいの不合格だったのかの目安にはなるし、ダメだった場合に第二回をどこにするのかの判断ネタにもなるので行って良かったとは思います。
コレで市川惜敗と分かって第二回に進みましたし。
自己採点せずに負けっぷりも分からない状態なら多分受けませんでした。
ですが、自己採点が悪かった場合、発表前にガッカリしてしまうのはいただけないです。。。
東邦大東邦推薦がそうでした。。
そして、千葉三連戦は市川も東邦も自己採点が合格予想ラインにピッタリだったので針の筵でした。。。
で、有り難い事に3連戦で親子共に恋焦がれた東邦大東邦の合格が取れたので受験終了、、、、、のはずが、中受戦士が求める飽くなき限界への挑戦というモチベーションがボンヤリタイプの娘ちゃんにも急に芽生えた結果、市川2回目まで延長戦をやることになり、継続します。。。
③千葉三連戦〜市川第二回まで
もう教材全弾撃ち尽くした状態だったので市進に相談して、最新過去問に載っていない古い年度の過去問と市川勉強グッズ（漢字と社会）を補充してもらいました。
学校は登校再開し、帰宅後の夕方から上記を消化という形でラストランをやりました。
古い過去問（2020年以前）はもはや問題になりませんでした。
3教科採点時点でその年の合格最低点を超えてしまって、最後の社会の点数が丸ごとプラスとなって更に加算されるという状況で、4科採点したらプラス100までオーバーキルするような状態でした。
恐らく5年以上前と今では難易度が全然違うんだと思いますし、さらなる学力ブーストが絶賛かかり中だなという感覚もありました。
そして、この時期に私は半年間熱心にやり続けた伴走をピタリとやめてしまいます。
理由は大体以下の感じです。
・第一志望を取れているから私的には燃え尽きた
・本人の意向で継続したんだし自分でやってみな
・あまりにも調子がいいから多分自力で突破しそう
という事で、私は過去問準備と採点解説だけやりまして、それ以外は雑用と質疑応答。
何をやるかの相談があった時は「やるならこの辺りからやりな」と言って市川の社会と漢字のプリントと理科はウイングの苦手単元辺りを指定して、貼り付くことはやめて、東邦大東邦の情報見直して制服採寸を心待ちにしてました。
後は、一応今年の落ちた市川1回目の試験の解き直しも模範解答片手に念入りにやらせました。
コレだけは解説が必要なので張り付いて教えました。
そして市川第二回の直前に発熱して2日寝込んだり、登校も再開してたのであまり根を詰めた勉強では無かったです。
我が家は自己採点様のおかげで1回目が惜敗と分かっていたので、調子を維持する事を優先して軽めの調整にしました。
で、最後はこんな感じで終わりました。
コレで、マイルストーンシリーズは終わります。
正直1月の伸び、特に千葉三連戦直前以降の伸びは奇跡でした、分析のしようもありません。
娘ちゃんは生まれが遅いので、同学年の子に比べて色々成長が遅くて、受験本番辺りでようやく心の成長が追いついてバラバラに詰め込まれた知識のパーツが一気に繋がったとしか思えないです。
狙って起こせるものでは無いので運が良かったのだと思います。
私の戦略を完全に置き去りにする伸びを勝手にやられましたので、再現性がある気の利いた事をなかなか言えません、ごめんなさい。
千葉三連戦以降は
「最後まで分からんで！」
「落ちても東邦大東邦行けるし、ええやないか！」
とコーチングしてたぐらいです。
でもこういう事が起きてしまうぐらい、中受生は最後のその日まで伸びる・化ける可能性を秘めているという事です、流石子供は可能性の塊です。
これだけは自らがそれを目の当たりにしたので確信を持って言えます。
諦めたらそこで試合終了ですという使い古されたセリフは芯を食っていると思います。
今年本番の皆さん準備はどうでしょうか？
順調な方へ
病気だけは気をつけて本番に普段通り送り出すことだけを考えてあげて下さい。
1月に下手な喧嘩とかせず穏便に送り出せばきっと大丈夫です。
我が家のように四苦八苦している方へ
本当に試験開始の瞬間までお子さんの学力は伸びてます、小学生の柔軟な頭脳はそれが出来ます。
コレまでの経緯は関係ありません、本番のその日に爆発が間に合えば如何ようにも結果は変わります。
お子さんが諦めなければきっと上手く行きます。
コーチングに徹して最後までケアしてあげて下さい。
競争なので結果は様々出てしまいますが、ここで得た努力や勉強の貯金は後の人生で必ず資産となって子供に返ってきます。
ある程度大人になってからやる高校・大学受験と中学受験は別物です。
中受勢は順調に行けば後の馬力が違うと思います。
そして入学すれば勉強に部活に同じ仲間で6年間もの長い青春の日々を高校入試で中断されることもなく一緒に過ごせる中受生だけの特典が始まります。
部活も高校生と一緒に活動したりして、より刺激的で楽しいみたいです。
親子でこれだけ一緒に同じ目標に向かって努力するという濃密な体験も、親子鷹のトップアスリート物語でも無い限りそうは得られません。
私はふんわり始めてしまいましたが、終わってみればやって良かったと思っていますし、同じ体験をする全ての皆さんが出来るだけ希望に沿った結果を手にされる事を本当に心から応援させて頂きたいです。
がんばれみんな！