ハワイでは、不動産購入者を狙った「送金詐欺」が目立っているよう。
「だまし取ろうとする悪人たち」は、
日本でも、世界でも、わんさかいるんです。
不動産を購入する際、
日本では、「宅建士」がいないと契約が結べませんが、
ハワイでは、「エスクロー会社」という第三機関が必ず入ります。
エスクロー(escrow)とは、
信頼の置ける「中立な第三者」が契約当事者の間に入り、
代金決済など、取引の安全性を確保するサービスです。
日本には無い、不動産システムです。
新築の場合、デポジットを含めて、4回にも及ぶ海外送金を
このエスクロー社に送りました。
正直、すっごく不安でした。
勝手の違う海外では、
「最後の頼りは自分で動くこと」です。
たくさん届くメールも、偽物ではないかと、チェックをし続けました。
日本でも、必ず「送信してきた相手のメールアドレス」は確認してくださいね。
大詰めを迎えた頃、ドキッ!とする連絡が入りました。
「この建物が送金詐欺のターゲットになっている」と。
「送金詐欺にあったら、FBIに連絡してください」と電話番号が
記載されたことがあって、我が家みんなでびっくり!しました。
詐欺にあったお金は、どれだけ泣いても返っては来ない。
この1年半、ピリピリし、緊張し続けました。
今、海外送金のチェックの厳しさはかなりのものです。
その厳しさに辟易して不満を持つ人もいるようですが、
騙されることを防ぐのなら、厳しさもWelcomeです!
Wise(ワイズ)という海外送金方法を利用している人も多いですね。
私の個人的条件が、
「日本語で話せること」
「すぐに電話で話せること」
「送金手数料が安いこと=何十万も違うから」
でした。
2回までのデポジットは、大手銀行を利用しました。
動きがわかったので、3回目はソニー銀行を試してみました。
そして、最後の高額は、ソニー銀行さんに託しました。
詐欺ターゲットになっていると情報が入る前から、
危険は十分に認識していたので、
私の名前は漏れていると想定し、
支払う金額は、主人の口座に移したりしました。
ソニー銀行のチェックは相当に厳しかったです。
何度も「書類提出、審査」がありました。
日本からハワイへの送金は、4日目に無事着金しました。
銀行や、カード会社のセキュリティ部門の方と
お話をすることがある時は、必ず言います。
「私にできることがあれば、いつでもご協力します」
「日々のセキュリティ、本当にありがとうございます」と。
今の時代、これからの時代、
「自分で積極的に防衛する姿勢」は、
必要だと強く感じます。