私達は常に千差万別の風と共に生きている。

人生も同様、種々雑多な風を感じながら過ごしているように思う。

この度は、チェコ🇨🇿とのご縁が父島への新風を吹き込んでくれました。思いがけなく出番のお話しを頂いた時、"行くべき！"との直感がはたらき、追い風を感じた。

今回、8/14〜8/19 にORB（父島在住のLudyさん）の主催で、画家、グラフィックデザイナー、イラストレーターであったチェコのVáclav Fiala（1896-1980）の展覧会が父島で開催されました。そして、17日の夜には、別会場で講演会とミニコンサートが行われました。

1920年、Fialaは世界的に有名だったウクライナの画家David Burliukと来日して、その冬に父島の扇浦（オオギウラ）海岸近くに滞在し、初めて目の当たりにする南国の世界に歓喜しながら、4ヶ月の間に100点以上のスケッチや絵を描いたと言われています。この4ヶ月という滞在は、軍事化による規制が大きな理由で、島を引き上げなければならなかったそうですが、当時の彼らの来日の様子は、新聞にも取り上げられていて、相当な注目を浴びていることが理解できました。

私達は偶然にもFialaが住んでいた場所とほぼ同じところに宿泊をしていたので、Fialaが描いた当時の島の風景や生活の様子が、より興味深く目に映りました。

17日の夜の出番の時は、時を超え、この様にチェコ人のEvaさんと一緒に音楽を自由に奏でられる"今の平和"や"出会いへの感謝"をより一層感じながら音を奏でられた様に思います。

父島は、１週間に一便のみ。

日数と24時間かける移動を困難と想像していましたが、父島の人々にふれ、父島の歴史にふれ、父島のエネルギーにふれ、その思いは体内の突風で完全に払拭されました。

24時間をかけてもまた行きたいと思える、そんな場所に出会えて幸せに思います。

風に乗ってよかった😊

皆さん、お世話になりました。

感謝いっぱい❤️

2023.8.24

風に乗る〜父島〜