う〜ん、まあ、このケースでは女性から男性への変更ですから、手術なしでもいいのかも知れませんが、その逆の場合、そうは行かないでしょ。

 

去年も、男性器をつけた者が女湯に入るというケースがありましたが、これからは、そういうこともOKになるのでしょうか。しかし、それでは、生来の女性たちには、たまったものではないと思うのですが。

 

しかし、最高裁が違憲判決を出したとは言え、まだこの法律は改正されていないと思います。裁判所が法律の改正を待たず決定してしまうというのは、いかがなものでしょうか。まあ、この法律が改正されるのも時間の問題ではあろうと思いますが、今の国会はそれどころではありませんものね。

 

しかし、性別変更に手術が必要なしとなれば、この制度も変わってくるのではないかと思います。

今までは、性別変更には適合手術が必要であるため健康保険が適用されることになっていたと思われます。しかし、手術が任意となれば、もはや、全額本人負担で手術してもらうという考え方もできるようになるのではないでしょうか。

 

そもそも、心の性と体の性が一致しない人の場合、性器や生殖器が自分の体にあることに違和感を覚えたり、もっと言えば、嫌悪感にとらわれたりする、だから、手術を受けてそれらを取り除こうとすると聞いたこともあります。

 

一口に性同一性障害とは言っても、さまざまな対応が必要のようです。もし、国が性別適合手術への保険適用を除外しようとすれば、それはそれで反対運動が起こるのではないかと思います。

 

とにかく、解決すべき課題がまだいくつもあると思います。一刀両断ではなく、じっくり話し合うことが必要であろうと。
 

それではまた。